臨時議会(コロナ対策)

昨日、5月28日に臨時議会が開催された。

まさに、新型コロナウイルス対策についての内容だ。主な内容は、下記のとおり。写真を参照にしていただきたい。

市民生活応援事業においては、我々の会派の中からの意見が反映された事業と言ってもいいだろう。コロナ終息後を見据えてのつくば市独自の内容になる。規模も5億になる。

ほとんどが国の対策による関連のものと、国の支援の対象外になるもので、つくば市独自の案と言える。

家庭学習における分野では、文科省の「GIGAスクール構想」の前倒しによるもので、早期実現を図るための緊急整備だ。実際には、家庭にインターネット環境がない家庭を、優先的に貸出対象を決定して行う。

テナント等賃料助成事業も国の制度の対象外となる事業者へ、独自に行う助成だ。

臨時会では、当初、10億にも及ぶ予算に、委員会付託をするか?否か?で、議会運営員会の中でも、議論になったが、緊急性を鑑みて、一括の即刻議決になった。

国も補正予算案が閣議決定されて、今後は、コロナ対策を継続しつつも、経済を如何に復活させるか?この経済対策に重点化されるだろう。

実際には、コロナによる感染症対策ももちろんではあるが、経済の落ち込みにより、廃業・倒産が相次ぎ、自殺者が出てしまっては、元も子もない。

国の自粛要請によって、それに協力してくれた国民に対して、国も地方自治体も如何に経済復興の道筋をつけるか?これが政治の役割と思う。

特に、正直いって、地方自治体のできることには限度がある。国の大胆な財政出動が無ければ、今回のような臨時議会の緊急経済対策も絵に描いた餅になる。

国会議員の皆様には、今まで、なおざりにしてきた憲法改正や大胆な経済対策、海外に依存してきた供給体制の改善など、今回のコロナ大過により顕在化した本質的な問題の解決のために、尽力してほしいと思う。議論を尽くしてほしいと思う。