都市建設常任委員会

昨日は、都市建設常任委員会が開かれました。

私は、委員長。委員会の議事進行役です。委員会メンバーは、6人です。柳沢はやお議員、塚本洋二議員、黒田けんすけ議員(副委員長)、鈴木富士雄議員、田中さとえ議員。ちなみに、私は、委員長なので、委員会では、採決することができません。

今回の注目の案件は、請願「水道料金の大幅値上げストップを求める請願」。

水道事業については、水道事業審議会にて、約38%の値上げをするなどの経営改善の答申が出されている。

これについて、請願者から1000人余りの署名をつけて、請願が提出されたものだ。請願には、紹介議員がつくが、今回は、共産党の滝口隆一議員と橋本佳子議員。

委員会では、紹介議員の橋本佳子議員が、請願について説明。これについて、各委員より質問が多く出された。

質問内容について
1「人口が少ない地域に水道を整備しても赤字は拡大する」とは、どういう意味なのか?それは未整備地区の市民にとっては、強い要望もあるわけで、その市民の声をくみ取っていないのではないか?

2 答申では、供給単価(164円)を給水原価(205円)が41円上回る「赤字給水」状態を改善しなければならないのでは?

3 約75億円の現金預金が年々減少しているが、現在、その預金も10億円を割り込む予想で、後数年で、無くなってしまう状態をどのようにするのですか?

4 一般会計から約3~4億円ほど、水道会計へ補てんしてる。税金から水道事業へ負担する税の目的を逸脱しているわけで、どのように考えているのか?

などいろいろな質問が出されました。

自由討議でも、賛成討論(田中さとえ議員)、反対討論(鈴木富士雄議員、柳沢はやお議員)が出されました。

最後に、採決を行い。「賛成少数」にて、この請願は不採択になりました。

もともとこの水道事業についての問題は、答申がすでに提出されており、この9月議会でも、水道事業改善のための条例案を執行部側から提出するとの予想はありました。

しかし、実際には、提出されませんでした。つまり、11月の選挙後の新しい執行部体制に、この問題は投げかけられることになります。市原市長の執行部体制12年余り。私は、なぜもっと早くこの水道事業問題の事業改善の条例案を提出できなかったのか?これは、大きな問題だと感じております。先の一般質問で、松岡嘉一議員から、市原市長の市政12年間の総括の質問がされて、高い評価を質問されていましたが、この水道事業については、評価することはできません。

答申にも表記されている通りに、市内の未整備地区からの多く要望があることは、事実であります。未整備地区の解消を早急に図る必要があります。また設備投資や老朽化して設備の改修工事など必要な工事を実施していく必要があります。これから取り組まなければならない事業を計画的に円滑に進めるためには、利用者および市民の皆様からの理解をいただき、一定の料金改定は必要だと、私は考えております。

新しい市長を選択する一つの目安となるでしょう。

14359134_1288748104534257_8478593945749531220_n  14356120_1239838889413770_271556657_n 14355775_1288748144534253_7048484272682194326_n