横田拓也さんのコメントの感想

おはようございます。本日は、朝から生憎の雨。活動は自粛しようと思います。


秋の選挙に向けて、どんなメッセージを訴えるか?いろいろ市政課題の具体案がなかなかまとまらないで、四苦八苦している。リーフレットにはあまり明記しないで、別冊子にして『提言集』として作成したいと考えている。もう少し時間が掛かりそうだ。8月を目途に公開したいと思う。ご期待いただきたい。

さて、久しぶりだが、どうしても気になっていたことをコメントしたい。つくば市政とはあまり関係ないがご容赦願いたい。

ご存知、拉致問題について。

先日、拉致家族の横田めぐみさんの父の横田滋さんが、逝去されました。息子の横田拓也さんの記者会見で『拉致がなかったと言い続けた政治家やマスコミがいたから、拉致問題が解決に進まない。』の発言は、個人的にも、衝撃的な課題を投げかけてくれました。

いわゆるSNSで安倍晋三を批判する勢力:アベガーに対する思いを述べたもので、私も全くの同感でした。マスメディアと野党勢力が、世の中の全ての出来事、現象を安倍総理が悪いかの如く表現し、何でも批判することについて、我慢できなくなり、述べたものだと拝察します。

一方で、横田さんのコメントは、保守政治家にも、苦言を呈していると感じました。

それは私の解釈では「卑怯を許してはいけない。またはそれらの考え方と戦わなければならない。その役目が政治家であり、昨今の政治家になぜ、戦わない政治家が多いのだ。安倍晋三だけに、批判の的を集めさせて、戦わせて、他の保守系政治家は何をやっているのだ?もっとしっかりやってもらいたい」。そんな保守系政治家に対する皮肉を表現しているように感じました。

本来ならば、政治家は政治理念や政策で戦わなければならないはずです。右も左も、与党も野党も。国政でも、地方議会でも同じことです。

自民党は憲法改正を党是としています。それなのに、憲法改正に否定的な自民党の勢力がいることは確かです。国会の衆議院では改憲勢力が3分の2以上いることは事実。参議院は、先般の選挙で3分の2を下回ってしまったが、引き続き、憲法改正の手続きを進められるはず。自民党の政治目標が憲法改正ならば、安倍総理の憲法改正に対する発言は、大義名分のはず。それなのに、ポスト安倍に名前をあがる人は、否定的な人ばかり。総理大臣というポスト獲得の自民党内の政争に明け暮れようとしているように思えます。なぜ次期のポスト安倍候補は、憲法改正論議に否定的なのか?そんな総理総裁を選ばないでほしい。憲法改正論議の引き延ばしは、自民党としても卑怯だと思う。ポスト安倍候補に憲法改正で戦う姿勢を見せてほしいと思います。

また、その憲法審査会の開催が進まない。野党の参加拒否が続くために、憲法審査会が開催されないのだ。拒否の理由は、「安倍総理がいるから参加しない。安倍総理の時には憲法改正はさせない」。意味不明な子供の駄々こねのような言い訳だ。これも卑怯だ。自民党の中で、憲法審査会を多数決で、推し進めることを提言する人はいないのだろうか?また野党の中には、憲法改正に肯定的な政治家もいる。是非、正々堂々と憲法改正議論に参加して、自党と自身の憲法に対する理念を訴えてほしい。野党の中の卑怯な野党勢力とも戦ってほしい。

国防についても。

日米安保について。中国の軍事拡張や領海侵犯の頻度がかなりひどくなっている。北朝鮮の核開発による圧力が強まりつつある。

先般、北朝鮮から発射される弾道ミサイルを防御するBMD(弾道ミサイル防衛)システムの一翼をなす計画の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画を、河野太郎防衛相が撤回した。

北朝鮮のミサイルに対して、迎撃する日本のミサイル計画がまたとん挫することに?北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の妹:金 与正(キム・ヨジョン)に政権が移譲されたら、日本の弱みにつけこんで、本当にミサイルが日本に打ってくる可能性が大きくなるかもしれない。または、その脅しともとれる行動をしてくる可能性が大きい。その時に、日本の迎撃ミサイルが機能不全とは、まさに国防に関する危機は拡大している。日米安保の約束のとおり、アメリカは本当に守ってくれるのだろうか?トランプ大統領の発言などアメリカの変化を今後注視していかなければならないが。

日本の国防もアメリカ依存から脱却して、自主防衛の道を模索することだと思います。

ただそれには、日本人自身の意識改革が必要です。

重要なことは、尖閣列島での中国の領海侵犯、北朝鮮からのミサイル脅威に対して、日本人が自ら国を守る気概と行動ができるかどうか?アメリカの日米安保の大前提は、その日本人の気概と行動が最低条件となって、日本を守ってくれるわけです。今後、自主防衛の道を模索せずに、アメリカが日本を守ってくれると考えている日本人がいるとするならば、まさに、それは「平和ボケ」。困ったことに、日本には、それらの「平和ボケ」勢力がかなりいるわけで、これらの勢力と保守系の特に自民党の政治家がきちんと戦ってもらわないと困る。戦後は、自民党は経済優先に走り、戦わない自民党でした。歴史のエピソードで、池田隼人は、憲法改正論者だったが、自分が総理大臣になったら、憲法改正論議を封印して、経済優先主義を取ったと言われています。

具体的には、本当にミサイルが中国や北朝鮮から発射されたら、その敵の基地を日本が攻撃する必要があると考えます。その防衛能力を整備する必要がある。憲法改正する必要があります。しかしながら、日本の国内には、これらを全否定するマスコミや野党勢力が現存としているわけで、これらの勢力と国内で戦う必要があります。全否定するマスコミ及び護憲勢力の主張は、中国や北朝鮮を利することになる。日本を破壊することになる。個人的には、なぜ、敵基地防衛能力整備に反対する勢力を支持する日本人がいることが不思議でたまらないが・・・。それらときちんと戦う自民党および保守系政治家の戦いが必要です。

また一方で、とても気になるのは、今の若者の意識です。もし憲法改正を実現しても、「国のために戦うことはできるかどうか?」の意識調査では、約9割は「難しい」または「とても無理」とのアンケート結果まで出ています。そんな未来の日本人の意識をどのように改革できるか?これらも大きな課題です。自分の国を自分で守らないことは、卑怯なことなんだと意識改革は国としてもきちんとしなければなりません。

このような逃げられない諸問題に対して、今までの自民党とくに保守系の政治家は、先延ばし議論を続けていたのです。自民党も卑怯者の集まりだったわけです。それと戦わなければなりません。

今まであれこれと述べた話に対して、果敢に挑戦してきた人が安倍総理だと言えます。憲法改正を選挙の公約に掲げたのも安倍総理です。

だから批判も多いし、まさに、集中砲火の如く、「アベガ―」いう存在すら出現してきた。考えれば当然と言えます。モリカケ・桜を見る会、他に検察官の定年延長までなんでもござれです。

コロナ大過による日本の国内の課題は現在、とても大きい。しかしながら、世界の中でも、日本は国家としてしっかりとした先進的な運営をしています。金融危機も起こらない。10万円の給付など、できる国家なんてそうはないはずです。MMT(現代貨幣理論)に基づけば、国民に対する給付は、まだまだできる可能性はある。

コロナ大過により、日本の医療制度が世界でとても優位性の制度であることは、再度証明されたと言ってもいいと思います。日本人が国家というものがしっかりしていないと、本当に大変なことになるということを再確認できたことは、コロナ大過により得たものではないでしょうか?それを幾多の批判を受けたでも為政者が全責任を負ってかじ取りをしているわけです。

横田拓也さんが言い放った『拉致がなかったと言い続けた政治家やマスコミがいたから、拉致問題が解決に進まない』。また、安倍総理を批判する人たちを『拉致問題について何もしなかった人たちが安倍総理を批判するのはおかしい』とも。

SNSは、実名をあからさまにせずに、匿名で言いたい放題が可能なお気楽な仮想世界。

今はスマホや携帯から、いつでもどこでも、国民一人ひとりが、自由気まま、または思うままにつぶやける。しかしながら、無責任に誹謗中傷することが「卑怯なこと」だと日本人が気づくべきです。

木村花さんの自殺による行き過ぎた誹謗中傷規制にまで、多様な課題も問題化されています。多様な議論が尽きないが、横田さんのコメントは、これらをも問い質す効果もあります。まさに道徳規範を示す、または道徳指針を示してくれる効果もあったと思います。

大勢のネット上で安倍総理を批判する人たち→『アベガー』を一蹴する、もしくは一喝するに、充分な効果を発揮した発言だったと思いました。同時に、日本人対してもとても大きな課題や使命を拉致家族の被害者の一言が表現した。私にとってもとても衝撃的な出来事だった。

卑怯を許すわけにはいかない。その戦いにも挑戦し続けなければならない。横田さんの重い意味のあるコメントだったと思います。

だいぶ長くなってしまいましたが、どうしてもコメントしたくて、・・・。

相変わらずの長文。お許しを。急いでタイピングしているので、誤字脱字もお許しください。

文責  五頭泰誠