行政視察 3日目

白滝ジオパーク基本計画について

 

遠軽町は、北海道東北部の中央、内陸側に位置します。2005年に生田原町、遠軽町、丸瀬布町、白滝村が新設合併したことにより誕生。全国の町村で2番目に広い行政面積を有し、約9割が森林を占めています。

 

白滝ジオパークは、日本最大級の埋蔵量を誇る黒曜石の産地という特徴的な地質を核にしたジオパークです。

 

白滝産 黒曜石は、およそ3万年前の旧石器時代を中心に広く人々に利用されており、その爪痕として白滝地域に国指定史跡を含む多くの遺跡が存在しております。

 

筑波山ジオパーク(以下、ホームページより参照ください。http://tsukuba-geopark.jp/)の課題は、『茨城県北ジオパーク』が今年の1月に、日本ジオパーク(以下、JGN加盟)としての認定を取り消しとなったことを重大な結果として受け止めて、筑波山ジオパークの運営及び活動を今後、どのようにしていくか?大きな課題となっているところであります。

 

白滝ジオパークの活動においても、大きな課題は下記の通りです。

  1. 地域住民のジオパーク活動への参画
  2. 地域全体としての物語性
  3. 地域資源の価値をいかに経済に結び付けるか?
  4. 保全
  5. 教育
  6. 情報発信
  7. 交流・連携
  8. 経済活動 ~ジオツーリズムの体制の確保~

 

特に、地域住民の参画と事務局の連携は重要なものとの指摘がありました。筑波山ジオパークも地域の連携には大きな課題があり、取り組みの温度差が課題であります。

 

今回の研修を参考に再認定に向けての取り組みを強化していきたいと考えております。