解散 総選挙

私も今まで数々の経験をして思うことだが、人間関係には、会社でも町内会でも、またあらゆる組織や団体でも、ある一定のグループが形成される。まずは、その会社、組織、地域を主導的に運営しているグループ。そして、その運営側に対して、必ず運営に対して、厳しく質す側のグループなるものが存在する。もっともこの相対する構図があるから、会社、団体、組織の健全な運営が成り立っているのともいえる。

私も18年前に、丹羽雄哉代議士の私設秘書として、選挙のお手伝いをさせてもらった。当時、選挙に勝つために、後援会の組織を地域で作ってもらうように戦略をねる。例えば、一つの地域に、丹羽雄哉後援会を作る。地域の丹羽代議士を応援している方、いわゆる役員さん候補に3~5人に集まってもらって、その地域に後援会の入会の申し込みを募り、署名簿に署名をもらう活動をする。都市部のような地域はなかなか難しいが、周辺地域の在の地域は、伝統的にも近所付き合いの深い地域は、かなりの署名簿をもらう事例が多い。この集まった署名に基づいて、その地域の丹羽雄哉後援会の発会式をする。例えば、私の所在地は、つくば市吉瀬なので、「吉瀬 丹羽雄哉後援会」なるものが設立されるわけだ。このように自民系の保守系の国会議員は、全国津々浦々、日々、この後援会組織つくりに邁進している。

後援会の組織作りは、数多くのほうがいい。それが多いほうが強い後援会ともいえる。しかしながら、「言うは易く行うは難し」が現実だ。在のような周辺組織は、できやすい地域ではあるが、少子化高齢化により、若手の人材不足が深刻だ。この後援会が高齢化により、いざ選挙となった時に、機動力ある活動ができるかは?不安な面がある。また、都心部はライフスタイルが多様化しているために、後援会の組織は困難と言えよう。個人情報保護法なども成立して、都市部での後援会の入会の署名簿を集めるのは、多様化複雑化しているので、難しいと言える。また後援会を多く作ることは、強い後援会ができるから、政治家にとっては申し分ないが、反面、経費は掛かる。お金がかかるということだ。それなりのお付き合いが増えるから、活動経費がなければ、後援会は維持できないということにもなるわけだ。これだけの時間と費用と労力をかけて、汗水たらして、後援会づくりに邁進するわけだ。当選しなければならないから、勝つためにはしかたないわけだが、当選する票を獲得するためには、当たり前の活動だ。

さて、一方で、保守系の国会議員に対して、いわゆる野党系、無所属系、革新系の方々は、そのように活動しているのか?私は、一度、密着取材してみてみたいとも思う。駅前の朝の挨拶運動や、辻立ち運動。よく見かけるのは、「本人」というタスキを掛けて、手を振っていたり、もちろん有権者に対して知名度を上げるためには、必要な活動だ。これを否定するものでもないが、逆に言えば、それだけで当選することにもなる。

国会議員と市議会議員を比較するのは?如何なものか?とは、思うが?!同僚の市議会のヘイズ議員さんは選挙の時に、それだけで、6,000票余りも獲得してしまうわけだ。私などは、日々の後援会活動を地道にやっても、2,000票余り。ヘイズさんは、私の3倍以上の得票だ。つくづく考えさせられる。今後の活動の課題でもあるわけだ・・・。

話は、少しそれてしまったが、国会議員の話に戻そう。

昨日は、安倍総理より衆議院の解散が発表された。

昨日は、緊急で茨城第6区の市町村議員を呼び掛けて、幹部会を開催。約40名ほどが集まっていただいた。丹羽雄哉代議士の引退により、新人の国光あやの が立候補予定者になる。自由民主党茨城県第6選挙区支部の支部長も10月1日にて、丹羽雄哉から、国光あやの に変わる。解散後の自民党本部では、公認証の授与があって、国光あやのも公認証をいただいた。

昨日からの野党の動きは、驚かされた。というよりも、「あきれた!」というほうが正直な感想だ。一度政権にとった民主党が、野党に下野して、政権奪還を目標に自民党を追い詰めていこうとしたが、結局、意見がバラバラで、まとまらなくて、やることなすことすべてがブーメラン。抜けていった方が新党結党するとそれに、刺客を立てると言い放ったのに?前原さんの会見を見ていたけど、何も猛々しいリーダーとしての素質は感じられなかった。安倍総理を倒すために選挙をやるだけでしょ。国家国民のために、何をすべきか?を訴えて選挙してほしいとも思う。

バラバラになった人間が、また希望の党で集まって、また同じなんじゃないの?と思うよ。小池さんのトップが変わっただけで。前原さんは、「名を捨てて実を取る」と言っていたけど、中身は、同じであれば、また「希望」の名前は、無くなるよ。

解党した民進党のメンバーで、新党の「希望の党」から公認候補として出馬することができるのは?誰なのか?小池さんは、安保法案や憲法改正で踏み絵をするだろう。もう日本の政治状況を冷静に見れば、安保関連や憲法改正の議論を無視するような政治的な考えは、受け入れられないのだ。このテーマを真剣に語れないのは、選挙で落っことされると思う。北朝鮮の危機は、深刻なのだから。

所詮、冒頭に説明した。ある一定のグループ(運営側)を批判や反対する勢力がしっかりしなければならないのは、言うまでもない。しかしながら、この体制を批判する側から、運営する側になるか?否かを問うのが、今回の解散総選挙だとしたら、今回の希望の党が、余程のしっかりとした国家間や国家運営するための基本理念、憲法についてや外交政策や経済政策の明確な柱を明示するべきではないだろうか?

昨日できた希望の党の看板が、小池さんだから、集まっているとのことだが?話して中身は、何が自民党と違いがあるのか?しっかりとした中身を見せてほしいと思うわけだ。

朝の挨拶運動や辻立ちだけで当選できればもちろんいいが?その人の話や語っている話を聞いてみなければ、やはり、広告でしかないわけだ。

しかしながら、今回の急な解散はきつい。特に新人の私が応援する国光あやの候補にとっては、苦しい。時間があまりにもなさすぎる。

一方で、自民党としては、負けるわけにはいかない。野党に議席を奪われては大変なことになる。短期決戦だ。苦しい戦いだが、是非、皆様にご理解をいただき、自民党の国光あやのに対するご理解をいただきたいと思います。