高校生からのコメントについて

私が議員になってから、たまに、いろいろな方からメールをいただくようになった。議員だからかな?! 以前、市内の高校生から「住民自治基本条例」についてのメールが届いた。賛成か反対かの質問だった。

私は、基本的に反対だったので簡単に「反対」と返信した。そしたら今度はその理由などを聞いてきたので、私の考え方を詳細に丁寧にメールで書いて返信した。だいぶ詳しく書いてあげたので、理解してくれたと思うが、ここのところ彼からのメールは来なくなった。

住民基本条例は確か私の記憶では全国で200以上設立されている市民参加型の条例だ。しかし、その背景と発祥は極めて危険な特定の政治勢力によって、この活動が展開している。

「市民」と名を売って、市民のための地方自治。市民のための地域主権。このようないかにも一般市民受けはイメージの良い話を持ち出していますが、極めて危険な政治思想の勢力拡大が伺える。非常に怪しく感じます。

今までの制定されてしまった条例の中には、地域の住民投票には、外国人まで投票券を与える。20歳未満にも投票券を与えるなどと規定しているものがある。これはいわゆる国家の概念。法律の最高法規の憲法を逸脱しているわけで、国家も否定しているし、法律体系的にも最高法規の憲法をも否定している。憲法よりも自治条例の方が優位性を持つとの考え方なのだ。関連すると地方自治の議会なども暗に否定していると言えると思う。

市民から多くの意見を汲み取るワークショップはまだいいが、これをそのまま条例などにしては、トンデモないことになる。やはり条例は選挙で当選して選ばれた議員が発案者たるべきで議会で充分審議されるべきものだと思う。

この高校生からのメールで、いろいろ詳細に書いたが、この高校生にはまだまだこれから法律や政治の勉強をしてもらいたいものだと思う。
間違った情報により間違った考え方が身に付いてしまったら、大変なことになってしまう。

学問や情報は、異なった意見を冷静に知り、冷静に分析しなければならない。

私も政治家の端くれとはいえ、丁寧な説明ができるように自分を磨かなければならないと思います。

久しぶりのコメントでした。