ふりかえって・・・そして、

4年前に当選してから、自分は、何をしてきたろうと?振り返ってみた。

まず、当選してから、「会派」というグループの結成。当時、自由民主党の公認の人が、5名当選していた。私は、当然に、自由民主党の公認で当選したメンバーで会派を組むことが、一番だと考えておりました。

つくば市の議会では、今まで、「自由民主党」という名前を使う会派がなかったと記憶していたので、・・・。しかし、実際は、そこに、当時の市長派と反市長派の構図が入ってしまって、結果的には、4名で会派登録をしました。以後、今日に至るまで、私たちの会派は、「野党」になってしまいました。私自身は、野党になった認識はしていませんでしたね。実際に、4年前の選挙では、自分の選挙で精一杯で、市長候補の誰かを応援するというようなことはできなかったから、・・。しかし、市原市長とどうしても合わない人と同じ会派を結成したために、我々会派は、野党会派になってしまいました。

これが政治と言うものだということを痛感したシーンでもありましたね。

初めての一般質問は、「自治基本条例」についてでした。自治基本条例については、全国の地方自治体で制定される事例が多く、とても興味深いテーマだったもので、自分が調査、研究したことを一般質問しました。

主な内容は、自治基本条例は、本当に必要なものだったのか?
地方自治の最高法規性を謳っているが?日本国憲法や現行の地方自治法との関係性において、問題があるのか?市民の定義とは何なのか?
デミングサークル(PDCA:プラン、実行、チェック、アクション)の行政執行の中で、直接民主主義の危険性を糺しました。

議会でのやりとりで、一つ注目されることは、つくば市議会では、執行部に「反問権」が与えられていることです。市長や執行部が議員に対して、いろいろ質問することができます。これが議員にとっても議員としての能力を試されるもので、私も市長より、建設業界に関連する入札制度の質問の時に、「五頭議員の発言は、利益誘導的な発言ではないか?」との反問されました。以後、反問は数多く行われましたが、4年を経った今を振り返ると、反問については、だいぶ慣れも生じてきて、逆に、反問があった方が、いいと感じるようになりました。反問があった場合は、議員が勉強不足であると何も答えることができなくなってしまうからであります。逆に、議員自ら、必死で、勉強することになるので、自分にとっては、自己研鑚に努められるもので、私は、この反問権については、自由闊達な議論をすることができるので、賛成だと考えております。

入札制度については、一般競争入札の導入後によって、「不調」が非常に多いことも糺しました。競争原理を導入することによって、反って弊害になってしまった現象ともいえますね。入札に参加する会社も営利目的です。合わない仕事や入札に参加しないケースが生じてしまっているわけです。不調により、行政執行が滞ってしまうことは、最悪の現象です。また品確法の改正により、適正な利益確保が明確になりました。この点もつくば市内の中小零細企業の産業育成の観点からも、入札制度や公契約制度の見直しを指摘したものでした。それなりの制度の見直しが図られたことは、結果としてよかったと考えております。

選挙では、知事選挙がありましたね。現職の橋本まさるを応援しました。北条の竜巻被害の折に、様々な支援をしていただいたり、つくば市の連携を進めるためにも、橋本まさる知事の手腕が必要と考えておりました。

また県議会議員選挙と衆議院の解散が重なってのW選挙にもなりました。衆議院議員は、茨城第6選挙区は丹羽ゆうや。県議会議員選挙は、鈴木まさしを応援しました。我々の鈴木まさし陣営は、落選候補とまで噂されるほどに厳しい選挙戦でしたが、結果は、見事、当選。やはり選挙は勝たねばならないと痛感したものです。

この選挙で、市原市長は、星田こうじ、飯岡ひでゆき、田村けいこを支援しました。結果的に、飯岡ひでゆき氏が落選して、つくば市の政治状況にも大きな影響を及ぼしたことは事実であります。当時、市原市長の政治力が一番強かった時に、選挙で飯岡氏が落選したことは、大きな打撃だったわけです。振り返ってみるとここから、市原健一市長の市政は一気に流れが変わったように思いますね。

そして総合運動公園基本計画についての問題へ。結果は、住民投票へ。
白紙撤回、そして、市長の出馬断念へ。

これについては、何回も私のFBやSNSで、繰り返し発言しているので、ここでは、省略します。

さて、市長選挙について、私はもともと鈴木まさし県議が市長候補として適任だと考えておりました。本流だからね。しかし、今回は出ないということで、現在、五十嵐たつお、飯岡ひろゆき、大泉ひろこ、の3名の名前が上がっています。

3名の選挙ビラや配布物を見ると、市原市政に対する批判か?継続か?を問うような選挙戦を繰り広げているようですね。もう少し違った選挙展開にならないものかと?思っています。

もうすでに市原市長は引退を表明しています。与野党ともに、今までの、市原市政に対する賛否や是非を問うのではなく、もう少し市長候補者として、何を?していくのか?のメッセージ、発信力とでもいうのか?それを重視したらどうかと?考えます。五十嵐たつおは、昨年の住民投票の結果や運動公園の土地購入についての議会の賛否の表を大きく報じております。私も土地購入についての名前が大きく載っておりました。事実だから問題はありませんが・・・。しかし、住民投票については、考え方が違いますね。

飯岡ひろゆきについては、同じ市議で議会で与野党の攻防のメンバーでした。運動公園に賛成した議員でもあるし、今後、運動公園をどのようにすべきなのか?運動公園特別調査委員会の結果報告に書いてある「必要な陸上競技場は整備する」程度の提案は表記されているようですが?与党議員としての結果責任などには、市民にどのようにしていくのか?発信力やメッセージに弱い印象があります。また兄の飯岡ひでゆきとは、県議選挙では、鈴木まさしとは、私も含めて、戦った相手でもあります。そんな環境もあり、私の立場もなかなか難しい。

大泉ひろこさんには、あまり面識もありません。よく知らないのが本当のところです。ただ、一度は国政の壇上へ上がった方でもあります。それなりの経験はある方だとの認識です。

じゃあ、今回の選挙では、誰も市長選挙はかかわらずにいくべきなのか?どうなのか?自分だけの選挙だけをやればいいとも言われます。

私も今、その対応を問われています。

4年間の自分の行動や結果を回想しながら、それに伴って、今回の選挙をどのように対応すべきか?

議員としてそれが今、私に問われています。