英国のEU離脱のニュース で思うこと。

英国の国民投票の結果により、EU離脱のニュースが世界的に知られている。

私も詳細は把握しているわけでもないが、英国のキャメロン首相は、国民投票の結果は「残留」になるだろうとの読みだったらしい。結果は、まったく逆になってしまって、キャメロン首相は責任を取って自らの辞任に追い込まれた。自分で蒔いた種のようだ。

今朝の朝刊に、残留派の勢力が国民投票のやり直しを求める署名活動との報道がなされていた。国民投票の結果を受け入れられないとのことだ。投票率が足りないとか、いろいろ理由を挙げているらしい。

影響はかなり大きい。他のEU各国の国内の中にも、これを機会にEUの離脱か否かの国民投票をしようという気配が見えはじめているという。ヨーロッパに拡大していくとみんなバラバラになるだろうと予想される。とてもまとまる話ではない。

つくば市の住民投票が行われたら、龍ヶ崎でも同じような運動がおこった。城里町でもだったかな?

負けた側が、住民投票や国民投票の結果が受け入れられないことは、理解できる。勝った側は、そんなことは受け入れられないだろう。当たり前だ。勝ったんだもの。

結局、「言った」「言わない」の醜い人間の言い争いを繰り広げているように印象に残る。そんなの家庭内の痴話喧嘩や地元の町内会内のネタなどにあるものと変わらない。それでは、世の中上手くいくはずがない。

政治とは、みんなが上手く生きていくためにどうしたら良いだろうか?という知恵を働かせて議論を繰り広げることなのに?住民投票や国民投票など、無責任な知恵のない直接民意を問うようなことをやるから、始末に負えなくなっていってしまう。そんな結果は、わかりきっているもんだと私は思っているが・・・。しかも実際にそれを積極的にやろうとしている政治家がいるんだから、困ったものだと思う。

政治家の勉強不足が、こんな事態に陥っているのではないかと思う。

EU統合の不満を敏感に感じ取っていない政治家も悪い。国民や住民の意見を聴く努力をせずに、軽率に住民投票などにもっていく発想もまったく能なしの政治家のやることだ。

住民投票や国民投票へもっていくような政治家は能力がないのだろう。また住民投票や国民投票へ持っていかれるような政治家も政治家として如何なものなのか?ということを有権者もしっかりと知る必要があると思う。

冷静な議論や本当に必要な政治の進め方は、何なのか?しっかりと政治家が勉強しなければならない時なのではないかと思う。地方政治も国政も世界の政治も同じだ。

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