連休の読書。

連休で、読書の時間も与えられた。『鎖国』についての文献があった。江戸時代は鎖国で栄華を保つことができたとの解説だった。以下に鎖国で如何に日本が発展したか?箇条書きにしたものを取り上げてみる。

 

  1. 戦争がなかった。国内戦争も江戸時代に「島原の乱」以降は、230年間まったくなかった。
  2. 治安がすばらしくよかったこと。異常に低い犯罪率。
  3. 教育水準が高かったこと。武士は100%読み書きができた。全国の庶民も識字率は50~60%。江戸の庶民は80%とだったといわれている。古本屋や貸本屋が商売として成り立っていたなど。
  4. 住居環境も清潔だった。糞尿処理「汚穢屋(おわいや)」という商売ができて、人糞に値段をつけ、競り市まで行うシステムが構築。衛生的で伝染病なども少ない社会であった。
  5. 文化が庶民のものであった。歌舞伎、絵画、芸術、技術。職人仕事も多かった。

 

江戸時代の鎖国が如何に日本を成長させたていたかがよくわかります。

 

今、安倍政権でもTPPなどと自由貿易で市場を開放しようという経済圏を議論しているようですが、本当の日本の国益を考えるとどうなのでしょうかね?疑問に思うところもあります。歴史を振り返ってみるとヒントが隠されているのではないのかな?

 

そんなことを思いながら、読書を楽しんでいます。