常陽新聞に掲載されていました。

先日の学生インターンとの意見交換会の様子が、常陽新聞に掲載されていました。せっかく新聞記事に掲載させていただいたので、学生インターンとのやり取りを少々らかに・・・。

夏の参議院選挙の18歳からの投票権拡大にともなって、若者の政治参加についての議論が展開されている。大いに結構なことだと思う。今回の学生たちの中にも「どうしたら投票率が上がるか?」「どうしたら政治に関心が高まるのか?」というテーマを挙げて意見交換が行われた。

私は一番いいことは、やはり「選挙」という活動に、自ら積極的に参加することだと意見を述べていた。ある一定の政治家の選挙戦に参加して、その候補者と一緒になって「戦う」ことが重要だと思う。その候補者の立場や政治信念や主義主張。ものごとの考え方、判断力。選挙でお手伝いをして戦っていくうちに、自然とその候補者と同化していくことができる。そうするとその候補者に賛同するものもいるが?反対に対立して批判や攻撃をしてくる候補者もいる。またはケースがある。

自分が応援している候補者もすべて完ぺきではないので、是々非々が明確になってくる。例えば、その候補者の選挙戦でのスタッフとしていれば、候補者本人に対する批判や意見を代理で受けることは枚挙に暇ないほどある。それを候補者になりかわって、対応しなければならない。ある程度は候補者と同じような主義主張や政策の考え方、政治理念などを、意見を求められた有権者に、丁寧に説明しなければならない。逆に、候補者の考えを丁寧に訴えて、有権者に説明し説得することも、しなければならないのである。このような選挙戦での実体験は、身体に沁み込むほどに、候補者とその反対勢力との対立軸が理解していくのである。そして選挙で大事なことは選挙で「勝利」しなければならないことである。やはり戦っている以上は、勝たなければならないわけで、そこに必死でなおかつ、ある面では残酷な醜い場面も体験しなければならない。

若者の政治関心は、新聞やTV、インターネットを通して、いろいろ勉強することはできるはずだが、その報道や情報が流されている中には、本当の真実が無数に隠れているわけだ。一見、理解しているかのように錯覚になりがちだが?!実際にはそれだけで「政治」の理解が本当に得られるわけではないと私は考えている。もちろんこれは、私の実体験から得た考えを述べているわけだ。

選挙とは本当に奥深いもので、主義主張や政策はとても素晴らしいことを主張していても、必ず当選するとは限らない。また逆に、当選しなければ素晴らしい主義主張や政策は、絵に書いたもちで、何もならないわけだ。逆に、なんであのような人間が当選するの?なんであのような考え方や政策で当選してしまうの?そんなケースの方が現実的には多いのではないだろうか?

その選挙を通じて、世の中の矛盾や言葉ひとつでは、理解できないようなことも、身体の沁みから体験して理解できることができるのはまさしく「The 選挙」ではないだろうか?学生インターンとの議論のやり取りで、その辺の説明を私の意見として述べてみた。その意見が学生たちに政治ということを深く考えるきっかけになってくれれば幸いである。

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