市長の次期市長選挙への出馬断念の報を聞いて

市原市長は次期市長選挙への出馬断念。引退を表明した。

思えば、県議選挙から応援をして、市長選挙も全力で応援して一緒に喜びを分かち合ったことを思い出す。政治とは恐ろしいもので、その引退の報を、自分が市議会議員となって、しかも、野党的立場(私は、是々非々の立場でいると今でも思っているが・・・残念だが野党らしい)で、ニュースを聞いて、因縁を感じる。寂しい気持もあるのも、本当のところだ。

3月議会の黒田議員の代表質問でもあったとおり、市原市長の運営により、つくば市の行政運営や財政状況は、確実によくなったと言える。評価しなければならない。一方で、健全な財政基盤は確保したが、もっと弱者や光を当てなければならないところに、予算は使うべきものではないかという批判もあった。

どちらにしても、トータルでは3期11年の政権運営をしてきたわけで、評価できるものだと思います。

「議会運営が困難」との理由もあげているようだが、それは、2期の期間は、安定与党だったのではないでしょうか?3期目から、議会運営が困難になった。まさしく個人的な政争になったということで、厳しい状況に追い込まれたのは、市長自らが原因を作ったと言えるのではないでしょうか?

運動公園についても、住民投票にまで、持ち込まれた結果責任は大きかったと思います。

武士道の精神に、「武士の情け」があります。私は野党的立場であれば、政治の戦いの場では、勝負がついた。市長は負けて、私の方の立場は、勝者というふうになるのでしょう?!

リングの上で、ダウンして倒れた者に対して、レフリーの制止を振り切ってまで、これ以上攻め突く必要はないと感じています。

それは、「卑怯」です。

政治に「卑怯」を憎む考えは必要です。子どもに道徳を教えるにも武士道の「卑怯」を憎む考えをしっかりと教えなければならないわけで、大人が恨み妬み嫉みをもって、感情的になるのは、大人として道徳規範を示すことには、慎重になるべです。特に、これからのつくば市の政局は、重要なことになってくるわけですから。

そんなことに精力を尽くすことよりも、怨念の気持ちと、勝者の奢りを捨てて、今一度、気持ちを白紙に戻して、気持ちを整理する必要があると思います。恨みつらみを晴らすために、政治をやっているわけではないからです。

市長が引退を表明している以上は、誰が必要な人なのか?真剣に考えなければならないと感じます。

次からは、私たちの責任が問われる展開になると思います。政局は重要な展開に入ります。気持ちを今一度、引き締めて、行動すべきと自戒しました。

朝の一報を聞いての感想です。

文責  五頭