映画『舟を編む』

日々徒然

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映画『舟を編む』。
年末年始の時間を久しぶりにゆっくりと過ごして、ゆっくり観ることができました。久々の秀作とも言えますね。素晴らしい映画の余韻を感じています。

辞書製作という大事業に、地道な地味な気の遠くなるような時間が過ぎていきます。映画の中の小林薫が演じる退職職員役の人も、38年間、辞書製作一筋でした。
しかし、この映画の特徴は、何気ない時間や言葉の重みを節々にかんじさせてくれます。

『右』をどのように表現するか?『恋』とはどのように解説するのか?普段、当たり前のように思っているものでも、万人に納得して理解してもらえるような表現を考えるととても難しいことが理解できます。同時に日本語のひとつひとつの言葉の重みが増していき、映画を見ていくとさらに理解が深まっていくのがわかるようになります。

松田龍平の告白に、宮崎あおいが、怒り詰め寄るセリフが妙に素晴らしい雰囲気を醸し出しています。オダギリジョーのラフなキャラもいいですね。

石井監督の作品力を伺わせます。以前、俳優の津川雅彦さんが、この石井監督を褒めていたことを思い出しますが、この映画を観て、その理由がわかりました。

若い映画監督でも、素晴らしい映画を作っていますね。新しい年を迎えて、希望を持って今年も頑張ろうと思いました。

主演の松田龍平。他にも宮崎あおい、オダギリジョー、小林薫、加藤剛。配役も素晴らしい。皆さんも是非、一度観てみて下さい。

無題