安全保障関連法案に対する反対する旨の請願書2案について-1

本日(9月18日)の9月議会の最終日。安全保障関連法案に対する反対する旨の請願書2案が、民主党、共産党、市民ネット、社会党より提出されましたので、反対討論をしましたので、その全文を掲載しました。ご参照のほど、よろしくお願いいたします。

議員番号5番。つくば自由民主党の五頭やすまさです。請願27第20号「国際平和支援法」並びに「平和安全法制整備法」を今国会で拙速に採決しないことを求める請願書に対する反対討論を行います。

1. 議案趣旨の中にも書かれていましたが、拙速な採決をしないという内容でしたが、これだけ国会延長してですよ?100時間あまりもやっているわけ、私はもっと具体的な話をもっとしっかりとやれるんだろうと考えておりましたが、逆にこれだけ時間があったのに、一体なんなんだろうと?あの野党さんの質問の内容はと?思います。中国や北朝鮮による具体的な脅威がどのようなものなのか?そして、どのように対処するべきか?などの、本来、国民が本当に知りたい重要なこと?もしくは国民が知らないことを質問するべきなのに、それを怠っておきながら、憲法9条を盾にして、憲法違反!だと、ただ反対だけを連呼する。

2. 小笠原諸島にサンゴを獲りに200隻あまりの中国の漁船団が、一攫千金を狙って、39億円も荒稼ぎをした中国人もいると言われております。1隻10人くらい載っていたとしてら、2000人ですよ。これは、小笠原村の人口に匹敵する中国人が載っていたわけですよ。こんな脅威が現実におきているわけですね。これを踏まえて9月9日に、小笠原村議会では、「今国会で平和安全法制の成立を求める意見書」を決議しました。しかし、そんな小笠原諸島は実は日本の防空識別圏外にあり、地上レーダーでは十分監視できない状態にあります。しかも、小笠原諸島には、飛行場や大型巡視船に給油できる施設もないため、陸上・海上の警察力を強化することもままなりません。

3. これ、つくば市これを置き換えたとしたら、つくば市議会はどうするんですか??もちろんそれに近いような行動は議会としてもしなければならないんでしょうかね?議員各位はどのようなお考えになるのか?

4. そして中国は、9月3日に軍事パレードを行いました。25年間にわたって増強した軍事整備を鼓舞するためとも思えるようなパレードで晴れ晴れしくお披露目をしたようです。軍事費拡大する以上に、軍事技術に対しても確実に発展させています。

5. 中国海軍の兵員募集用の広報動画には、尖閣諸島を登場させて動画に示しているテロップには「わずかな辺境領土であっても、彼らの占領を許しては、おけない」と訴えています。歴史的にも国際法的にも疑いなく我が国日本の領土である尖閣諸島を、自らの領土だと主張し、日本が「占領」しているのだと訴えて、そして、兵員を募集しているのです。これが現実のいま、そこにある日本の危機なのです。

4. このような国を守ることについての国民が知らないことなどを具体的に野党である特に民主党さんなんかは、きちんと質問して欲しかったと思います。

5. 最後に、「急ぎすぎている」ということでご批判もあると思いますが、実は、この話は70年間議論してきたと思います。なかなか結論が出なかっただけで、本来は、ず~っとやってたんですよ。それで、安部総理になってはじめて具体的に法整備ということで、現実味を帯びて国会に提出してきたということです。決して、急ぎすぎているわけではありません。そして、反対派の方々は、9条があるから、平和が実現されているというふうに訴えていますが、そうでは、ありません。平和が維持されていたのは、日米同盟と自衛隊が整備されていたがために、平和が維持されているわけであります。

6. 是非、この認識を議員各位または、執行部各位にも十分、これを傍聴されている方、そして議会中継を見ている市民の方にも、ご理解を頂きまして、

7. 私からの請願27第20号「国際平和支援法」並びに「平和安全法制整備法」を今国会で拙速に採決しないことを求める請願書に対する反対討論といたします。

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