行政視察 3日目(高知市 日曜市)

最後の3日目は、高知市の日曜市。予てから噂では聞いたいたが、今回の視察の目玉とも言える。

高知の日曜市は、明治9年からですが、このような朝市として始まったのは、1690年(元禄3年)と言われている。歴史の深さを感じる。

およそ1.3キロメートルのエリアに、約435店舗の出店が連なる。すべて高知市が管理している。今回の視察の受け入れ担当者の方も、日曜は出勤になっているとのこと。

高知市の消費経済面において、農産物を中心に一定の流通機能を果たしている。直接生産者が消費者へ取引されるこの形態は、市民にとって憩いの場と賑わいを与えている。また全国でも誇りうる歴史と出店規模は、観光資源としても重要なものになっているとのこと。

法律上は、道路占有に関わることなので、高知市としても「高知市街路市占有許可要領」を定めて、街路市に出店する基準を取り決めている。

生産者が自ら出店販売をするこの形式の街路市としては、これほどまでに大規模で、しかも土曜日と水曜日と土曜日以外は、ほぼ毎週行われている街路市は、全国的にも有名だ。また基本的には、地元の経済活動の一部として行われている点にも注目されるべきものである。

今回も午前中を使って、日曜市を歩いたが、出店前の通路はスムースに歩行できないほどの人数だ。つくば市につくばフェスティバルという事業が行われているが、これがほぼ毎週行われているというイメージになる。

出店者の業種の内訳は、野菜、果物、金物・刃物類、衣料・雑貨、植木・花、古物、菓子、海産物、農産物加工、一般食料品など多岐にわたる。

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最後に、高知人、土佐の人間の気質を聞いたところ、高知人はよく働く。女性が夜働きに行っても、親、家族はあまりうるさく言わないらしい。よって、女性がアクティブに働く気質がある。あまりいい数字ではないが、離婚率も高いらしい。高知県は東西に長く海と山に囲まれているので、歴史的に外部からの人や文化が地政学的にも流入する環境がなかったらしい。これが一方で、高知を守っている環境にもなっているとのこと。一つの障壁になっていることにも現実的にはあるらしい。

これがいいことなのか?悪いことなのか?は別にして、これが高知の特徴らしい。歴史と文化と伝統が引き継がれて、高知の文化がある。

日曜市を視察をして、地域によって、そんな文化や歴史が大きく今の生活にも影響されているんだなあと、当たり前のような感想ではあるのだけれど、つくづく実感した。

つくば市でも、こんな街路市を年に数回でもいいが、実現できないものだろうか?と感じました。

うん。カツオのたたきはうまかったがぜよ!

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