日本を蝕む人々

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今夜は、書斎で・・・。9月議会で私は「従軍慰安婦に関する意見書」を提出した。14対13の継続審議になってしまったので、12月議会で、再度、常任委員会に出席して、提案者の説明をもとめられるであろう。
書斎の本棚に昔、読んだ本があったので、久しぶりにペラペラとどんなことが書いてあったか・・・。「日本を蝕む人々」。副題が「~平成の国賊を名指しで糺す~」。当時、随分、過激な右の論客が集まった本で読み終わったあとも、一定の理解はしたものの、そんなに極端に日本を貶めようとする人がいるのかなあ?とも感じたものだ。
私がつくば市議会に提出した意見書により、いわゆるそれに対抗する政治勢力の活動はかなり活発化しているようで、従軍慰安婦を否定してはならぬとの勢力はかなり活発化しているようだ。またそのような活動家の方々は「集団的自衛権」や「原発反対」をそこにプラスして、「だから原発を再稼働してはならないんだ?!」とか、「戦争ができる国にしてはならない」とか、突拍子もないような論点をつけ加えて、私の意見書を阻止しようともしているようだ。かなり熱が上がっている噂が私のところにも聞こえてくる。いわゆる左翼勢力というものが、私の眼前に現れている。今までは、TVや本の世界にあった話が、現実的に私が当事者になって、それらの政治勢力との戦いが始まるような雰囲気がある。私にもそれがヒシヒシと感じるわけだ。
「日本を蝕む人々」という本の中には、評論家、言論人の中に多くいるということが書いてあるのだが、昔読んだ時の感じ方と今ではその感じ方に大きな相違があるわけだ。「日本を蝕む勢力、貶めようとする人々」は本当に日本にいるんだとつくづく感じるわけだ。何を基準に?何を目標に?彼らが政治活動をしているか?私には到底理解できないし、何を考えているのかわからないのだが、私が考える常識では、どうみても「貶めよう」「蝕もう」とする人々が日本にはいるわけだ。日本がそんなに嫌なら日本から出ていけばいいのに??!トンとわからない勢力だ。
さて「日本を蝕む人々」の150ページに「東京裁判否定の国会決議」について書かれている。
~以下は、内容を抜粋します。~
昭和27年12月9日の衆議院本会議において、自由党、改進党、社会党左右両派、無所属倶楽部の共同提案による「戦争犯罪による受刑者の釈放などに関する決議」が圧倒的多数で可決されたことだ。皆さんは、ご存知の方がいるであろうか?もし、知らなかったならば、是非、知っていただきたい。
発議にあたって、社会党の古屋貞雄衆議院議員は、「戦勝国におきましても戦争に対する犯罪責任があるはずであります。しかるに、敗戦国にのみ戦争犯罪の責任を追及するということは、正義の立場から考えましても、基本的人権の立場から考えましても、私は断じて承服できないところであります。世界人類の中で最も残虐であった広島・長崎の残虐行為をよそにして、これに比較するならば問題にならぬような理由をもって戦犯を処分することは断じて日本国民の承服しないところであります。ことに、私ども、現に拘禁中のこれらの戦犯者の実情を調査致しますならば、これらの人々に対して与えられた弁明並びに権利の主張をないがしろにして下された判定でありますことは、ここに多言を要しないのでございます」とこのように主張しております。
また翌年の昭和28年には、「戦犯」として処刑された人々を「公務死」と認め、遺族の生活を援助するための遺族援護法改正が国会の場で議論されていますが、当時の右派社会党議員の堤ツルヨ議員も次のように述べています。
「処刑されないで判決を受けて服役中の者の家族は留守家族の対象になって保護されているのに、(戦犯受刑者は)早く殺されたがために、国家の補償を留守家族が受けられない。しかもその英霊は靖國神社の中にさえも入れてもらえないというようなことを今日の遺族は非常に嘆いておられます」
と述べ、遺族援護法を戦犯処刑者、獄死者に適用できるよう改正することを求めている。
とにかく、保守政党だけでなく政策的には対立する革新政党までもが、ともに東京裁判の結果を否定する国会決議に積極的に取り組んでいたという事実を、現在の日本人がよく知ってくべきだと思います。
独立を回復した直後の日本の政治家は自らの立場を、忘却することも、喪失することもなく、正々堂々と主張した。国会において東京裁判の批判ができたということは、まさに隔世の感がある。これを国際社会に対し反省のない態度などと今の日本人が言うとしたら、それこそ歴史に対する無知の表明であり、自らを独善的な良心の高みにおいての勝手な言辞と言うほかない。  ~以上、抜粋(省略、加筆あり) ~

朝日新聞の嘘の報道にしても、それに対する安倍さんを批判する野党政党にしても、無知と嘘で歴史を歪めて、日本を貶めよう、蝕もうとしているわけだ。
政治が無知と嘘の片棒が担ぐようなことがあってはならない。絶対にそれは阻止しなければならないし、許すことができないと思います。
PS:余談だが、今、行われている県議会議員の選挙でも、嘘を吹聴している選挙をやっている輩がいるようだ。それは左派ではない。似非な保守の輩がやっているようだが、似非がやっているので、左派よりは始末が悪い。まったく。