義理と人情とやせ我慢

久しぶりの日曜のTVを見ると、衆議院選挙の結果についてのあれやこれやが、報道されている。主な内容は、惨敗した希望の党の小池さんの責任論や小池さんについていって当選及び落選した方々からの小池さんに対する批判が主な内容らしい。

正直見苦しい。小池さんを批判するマスコミもマスコミ。特に今朝のサンデーモーニングTBS番組は、今まであれだけ安倍総理や与党の自民党に対する批判の偏重報道はどこへいったのやら?今度は小池さんと希望の党への批判報道に報道姿勢も驚くほど変わったらしい。このほうが視聴率を稼げるのだろうか?

小池さんの責任を問う比例代表で当選した議員も言い訳が見苦しい。小池さんに頼って希望で選挙を戦ったくせに、自分のことは棚に上げて、小池さんの責任を声高に上げる神経は武士道精神に反する。卑怯者のそしりは免れない。
選挙期間中も小池さんの逆風が吹くと、小池批判を平然とSNSなどでアップしていたようだが、全く政治家の資質として失格だ。だから小選挙区で落選した意味がわからないのだろう。比例で当選した結果は、小池さんのおかげだろう。感謝の言葉もないのは、不道徳者。18歳以上の若者にこんな政治の様相を説明するにも心苦しくなる。教育にも悪影響を与える。こんな醜態をTVで流すことが如何に教育に悪いことか?憤慨して番組を見てしまった。自民党の中に安倍総理に対する批判はあっても、選挙では、安倍総理を批判して戦う自民党の候補者はいなかった。これが自民党と野党の違いなのではないだろうか?

義理と人情とやせ我慢が浮世渡世の政治家家業の心構えだ。政治家とはリーダー。指導者。だから民主主義の形として多くの支持を得て、選ばれるはずだ。小池を批判する希望の党の(特に比例で上がった)議員は、ことごとくリーダーの資質を欠いている。語ることは、言い訳ばかり。理屈や理論で語るものではない。道徳的に卑怯者だ。ダメなものはだめだ。排除の言葉を小池さんは述べたが、基本は国防の基本理念だ。安保法制などの国防の基本理念が全く違う方が希望の党の当選した議員にまだ多くいるだろう。この方々をさらに排除したほうがいいのではないかと思う。そうしなければ希望の党の基本理念は全く無意味なものになっていくのではないだろうか?逆に、その方々は自ら、立憲民主党へでも移動されたらいいのに????

前原さんのことも批判する方も多くあるようだったが、選挙の結果は確かに、野党側から見れば多くの責任を前原さんに与えるのだろう。しかしまた違った見方を見れば、希望の党も、立憲民主党にしても、基本的に政治理念がハッキリと別れた。そしてその各々の政治理念の勢力を今後、粛々と増やして党勢拡大に精進していけばいいのではないかと思った。そういう意味では、前原さんの行動は、国政に一つの大きな問題提起を投げかけたのではないか?と思った。それは評価してもいいのではないか?と思いました。
私は市議会議員だから、あまり国政を語るなと怒られることがよくわるのですが?でもさすがに心配です。今回は、高校3年生の長女も、受験勉強の最中に、初めて一緒に投票所へ行きました。娘からも今回の選挙や今の政局について、いろいろ私も聞かれました。説明するに本当に苦しくなります。

如何に政治が教育に大きな影響を与えるか?つくづく感じた日曜の朝でした。