市民経済委員会 行政視察 

昨日は、行政視察 1日目。
足立区都市農業公園。
昭和57年(1982年)区制50周年記念事業に位置付けて、農業振興の拠点として整備された。その後に、荒川スーパー堤防整備工事に合わせて、農と自然をテーマにした特色ある公園としてリニューアルオープン。平成24年から指定管理者制度を導入して管理をしている。
足立区の「都市農業振興プラン」の概要説明から始まり、足立区以外の東京都の農業政策の一端を研修しました。都市部には、農地自体がほとんどない。農業委員会も足立区の他に、江戸川区、葛飾区、板橋区、練馬区、杉並区、世田谷区しかない。他の区には農業委員会自体が設置されていない。農地自体がないのだから、当たり前だが、つくば市の農業環境との比較がイメージできなかったのが正直な感想だった。
足立の地場産の農作物は、次のとおり。小松菜、えだまめ、ムラメ、トマト、きく(切花)。ツマモノ栽培の歴史もあり、貴重な東京野菜としブランド化が図られているそうだ。

少し足立区のおいたちも紹介しよう。あまりにもつくば市から近いので、改まって概要を聞くと、知らないことが多い。あだちの由来は、あたりに葦がたくさん生えていたので、「葦立ち」から「足立」となったとの諸説あり。人口は683,000人。少しづつではあるが、人口は増えているそうだ。東京都の最北端で、埼玉県の川口市、草加市、八潮市が隣接。
議会の構成は、定数45人。議員報酬は、619,000円。個人的には、昔、共産党の区長さんが誕生したことがあって、記憶にある。自民党の選挙応援で、手伝いにいって記憶に残っている。

都市農業公園では、ちょうど近くの小学生の生徒が体験プログラムをしていたところだった。他にもレストハウス、古民家、長屋門、ビジターセンター、工房、梅林など整備されている。年間30数万人の来場者が訪れているが、今年から指定管理者も変わったことで、運営企画、イベント提案など、運営面での説明を聞くと、創意工夫の繰り返しで、その苦労話なども聞くことができた。

昔、つくば市で話題になった「アグリカルチャー構想」を思い出したのは、私だけではないだろう。つくば市の農業環境を今一度、チェックしてみたいとも思いました。