「知日」という日本の紹介する本

「バーリンホウ」という言葉をご存知でしょうか?これは、中国の1980年代に生まれた若者たちのことをいうらしい。私も最近の中国の行動を見ていて、すっかり反中的な偏った見方をしてしまうのだが、今、この中国の若者たちの意識が古い中国の世代とは違うということが少しづつわかってきた。インターネットでいろいろ調べてみると中国で起きている変化も少しではあるが理解できる。
 今、中国では「知日」という日本を紹介している本が売れているという。中国の書店の店頭では、一番の見栄えの良い列に並んでいるらしい。この本の出版者の蘇静という若者のことを今夜のNHKの9時のニュース番組で報道されていた。この「知日」という本の一番の愛読者が「バーリンホウ」たちだということらしい。彼らは中国の国内では徹底的な反日教育を受けた世代である。しかし、彼らの親の世代が苦しめられた文化大革命や天安門事件の記憶も彼らは知らないのだそうだ。反日教育を受けはしたが、日本ということを知ることにはなんら抵抗はない。だから日本という国がどんな国なのか?好きや嫌いという話とは別に、まず知るということについて、彼らはなんら抵抗がない。やはり若い世代の柔軟性は、国が違っても、世代の意識の差はどこにもあることらしい。だからこの「知日」という日本を詳細に紹介している本が売れに売れているらしい。
 このことを知って感じたことがある。中国という国を知ることに少し嬉しさと自分に対する反省を感じた。どこかで私自身も「中国」や「韓国」が嫌いだと偏った気持ちを持っていたことは事実だ。日本の過去の歴史を知れば知るほど、益々、中国や韓国が嫌いになった。しかし、よく考えれば中国の政治や韓国の政治に対して嫌悪感を持っているだけで、中国人ひとりひとり、韓国人ひとりひとりを嫌いなわけでもない。ま、それによく知っているわけではない。「バーリンホウ」という中国の若者たちが「日本」を知りたがっていることに、自分もそんな見方をしなければならないと素直に感じたのだ。自分に対する反省も感じたが、何か知らないが少し心地よい気分にもなった。こんなことを知ったことによかったと思ったのだ。少しだけ私もよい人間になりたいとも思いました。
無題

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