提言

高エネルギー南側未利用地についての一般質問を行ったが、今後のこの土地の活用についての最適な実現可能性は何だろうか?

私も完璧なわけではないが、一つの提案などを・・・。

まずは現状把握をしなければならないだろう。

■「陸上競技場については廃校跡地とセットという考え方。」

まず前市長の時も五十嵐市長の時も、陸上競技場については多くの市民の要望があることは、事実だろうと思う。単なる陸上競技場ではなく肝心なのは公式の公認の競技場だ。つくば市には無いだけに前市長の時から多くの要望が出ていた。現在の五十嵐市長も陸上競技場の建設については選挙公約でもあった。五十嵐市長のスタンスは、陸上競技場は市内の廃校跡地を利活用することをセットに陸上競技場を検討しているために、現在は、上郷高校跡地が最適地だとの調査結果を発表している。

■他の市民からの声が上がっている要望とは?

他にも実際は市営の霊園なども要望が実は多い。昨今つくば市内でも、家族が亡くなった場合に、お寺の檀家に入るにはかなりの課題があり、亡くなった後の墓地の確保の課題があるのだ。しかも葬式やお墓の考え方も、簡素化計略化していることは、実情だろう。残された家族の負担を軽減する考え方が多くなっているわけだから、その影響で、「つくば市には市営の霊園がないのだろうか?もしくは作って欲しい」との意見は多くあると私は認識している。また、陸上競技場以外にも体育館(アリーナ)も公式公認のアリーナも求められていると私は認識している。財政力からいっても、スポーツなどの体育施設は、他の自治体に比べたら、つくば市の場合は積極的に投資という意味も含めて、計画してもよいと考えている。大型の公共事業をなるべく作らない傾向は確かに人口減少による地方自治体の中では、主流ともいえるが、つくば市の現状を鑑みれば、しばらく人口増。財政規模も大きくなっているわけだ。逆に、今後は人口減少に突入する前に、しっかりとした計画に基づいた公共事業で投資としてもしくは資産としての価値があるものは、大胆に建設することは重要なことではないかと思うのだ。陸上競技場の他にも、霊園やアリーナ、他にもいろいろなことを総合的に考えて、高エネルギー南側未利用地は、議論を深めるべきではないだろうか?

五十嵐市長の廃校跡地の利活用も確かに重要だ。だからそのために陸上競技場の候補地としてセットで検討した訳だが、やはりこれも総合的に市民要望に関する案件をすべて総合的に検討して、計画をするべきだと思うわけだ。

46ヘクタールの土地を一筆で取得していることは、白紙撤回によって無駄な買い物をしたという意見もあるが、逆に言えば、その活用の仕方をよく精査すれば大きな価値が生み出される可能性もあるのではないだろうか?

先の一般質問でも述べたが、住民投票の呪縛は、白紙撤回の後の議論の多様性を失わせているように感じる。

おそらく五十嵐市長もあの土地については、自分が手をつければブーメランになると考えているのだろう。しかしそれは大きな間違いで、現実的には、冷静にあの土地の活用をどのように有効活用するかを議論すれば、おのずと解決方法は、出てくるのではないだろうか?市長のリーダーシップとしての寛容さを是非求めたい。

つくば市が如何に他の自治体と恵まれている環境にあるかを考えれば、様々な可能性を見出せるのではないだろうか?

つくばTXの沿線開発により、ますますつくば市に移り住む人々は今後増えていく。単なる沿線開発だけではなく、まちづくり計画にいかにインセンティブをつけていくか?医療福祉の政策だけでは、経済対策は低調になる。経済活性化のアイデアが地方自治体の地域力の差に大きく影響されるわけだ。

それには、住民投票で塩漬けされている呪縛を取り払って、原点に立ち返って、大きな政治課題としての問題を克服していってほしいと思います。

今日は、日曜日。9月議会はまた火曜からだ。議会でも多くの意見が出されることを期待したいと思います。