今夜はスポーツ鬼ごっこの練習です。
待ち時間の間に、先日の私の一般質問を自分なりに振り返ってみた。
高エネルギー南側未利用地は、住民投票で白撤回になった曰く付きの重要案件と言えよう。46ヘクタールを市原健一前市長の時に総合運動公園計画の予定地として議会で可決。URから66億円で購入。
これがそのまま4年前の住民投票で白紙撤回になって塩漬けになっている問題だ。当時の購入費66億円は銀行借り入れで調達。約3400万円もの金利も年間かかる。五十嵐市長は、民間事業者からの事業提案を受けて、今後、公募について検討に入ると議会の全員協議会で発表した。民間事業者からの提示額は40億円以上とのこと。おそらく公募が実現しても40億円以上の公募者が現れるかどうか?現実的には40億円で事業提案している業者しか公募に参加しないのではないだろうか?
私の一般質問でも、40億円で公募が決定した場合の資金の流れは確認したかった。当然、売却した40億円は、銀行返済に充てられる。残りの26億円はどこから資金を調達するのだろうか?財務部に聞いた。「あくまでも想定だが、今のところは計画的な資金調達の方法はないために、いざという時に使える財政調整基金から調達することは、あり得る」との財務部長の答弁だった。
今回の案件は、財政調整基金からの取り崩しがあり得ることは、非常に重要な点だと感じる。クレオ騒動と非常に似ていることも感じた。
クレオも財政調整基金を取り崩す案件だった。つくば都市整備(株)の時間的な制約があった故に、五十嵐市長からのクレオの再生案も財調を取り崩す案になってしまったが、結果的には市長は議案の提出はしなかった。
今回の高エネ南側未活用地の件も、このままいけば約26億円は財調の取り崩しをしなければならない。クレオの時は20億円だったからそれ以上の金額だけに、財政的にもかなりの重要案件だ。しかしながら、クレオの時と比べると大きな騒動にもなっていないようにも感じる。
しかも、住民投票にまで及んだ案件だ。今後の利活用の実現可能性を模索するにはもっと深い多様な議論が出てきてもいいようにも考える。
それに比べたら、議会も市民の方からも公募についての意見は低調に感じる。あの4年前のあの大騒ぎは何だったんだろうと。
不思議だ。
市長は10億以上の事業を進める場合には、時間をかけて、慎重に進める条例まで作成した。
クレオも今回の公募も市長なりの一つの方針を示しているのだろうが、その割には、その財源が財調の取崩し案件とは、合点がいかない?
私もよーく考えてみるのだが、どうしても首を傾げてしまう。何か納得するには深みと重みが感じられないのだ。
天才バカボンではないが?「これでいいのだ」とはいかないのだ。
私は、4年前の住民投票の時は、住民投票の条例案が議会に提出された時、総合運動公園基本計画に「反対派」の議員は住民投票は「賛成派」だとの構図が当時の流れのようにイメージされたが、私は特異な意思表示をした。
私の政治姿勢は総合運動公園の基本計画は「反対」の立場。住民投票は「反対」の立場だったのだ。
議会での住民投票実施の賛否は圧倒的多数で可決されたが、私は反対の立場で声を上げたのだ。
私は今でもあの時の自分に取った政治行動は間違っていなかったと思っている。
その政治的責任をこれからも果たすためにも、今回の一般質問は自分が言うべきことは言わなければならないと考えたわけだ。
本格的な議論はまだまだこれからだ。他の議員からも多くの意見を聞いてみたい。
是非、皆様のご意見も聞かせてください。
