有権者の意見とは

近、40歳代~50歳代の方よりいろんな意見を聞く機会が多い。いわゆる現役世代だ。子育ても仕事も社会的にもバリバリ働いている世代。

共通の意見が、安倍総理に対する評価だ。

一つは、安倍さんの政権運営にあまり良い評価をしている人はいない。大半がそうだ。消費増税は特に批判が多い。10%に税率を引き上げると景気の腰折れになるからということで、細々な減税対策(?)を提示しているが、これが複雑でわかりにくい。(軽減税率の詳細を参照ください)。

要は、アクセルとブレーキをかけているわけだから、そんなことしていたら、エンジン本体が壊れると同じだ。だったら初めから10%の税率アップなどやらないほうがいいと思う。

これは公明党案なのだ。公明党の方には申し訳ないが、安倍総理も政権運営で憲法改正や他の分野で協力を得なければならないので、公明党にゴマをすっているわけだ。お笑い芸人の千鳥の言葉を借りれば「そんなことすな!」だ。

ちなみに私も消費増税は大反対です。

また私は、建設業界なので、特に感じるのだが、経済界の人手不足の対策として、外国人労働者の拡大政策がはじまるのだが、これは完全なる移民政策で基本的には大反対だ。確かに私の会社でも若い人に求人を求めても、辛いキツイ汚い業界だとほとんど問い合わせがないのが現状だ。日本人の若い方の就職に対する意識は、ワンクリックでできる仕事がこれだけ社会に拡大されているとどうしても、デスクワークの仕事を選択するだろう。だから特に身体に負担のかかる仕事は毛嫌いされる。しかも双方とも賃金(初任給など)はあまり変わらないのが現実だ。是非、この現状を打開するためには、建設業界などの手に職をつける分野や、身体的な負担がかかる作業者に対する賃金を大幅に上げて、ワンクリックでできるデスクワークの仕事との報酬の差別化を国が方向性を示す方がいいのではないだろうか?日本の国の公共インフラをはじめとする道路や建物、家をつくる仕事を日本人の若者が毛嫌いすれば、外国人の労働者に頼るしかないが、本当のそれが日本の国益になるのかどうか?真剣に考える必要がある。

いざ災害に遭遇した時に、その復旧に日本人自ら何もできなくなってしまうのではないだろうか?その時に、他の国に人々に頼らなければならない。

本当に深刻な問題ではないだろうか?医療や福祉の分野でも同じことが言える。建設業でも医療や福祉でも、世界で誇れるような技術を日本が保有している現状がある。短絡的な外国人労働者の拡大で問題解決を済ますわけにはいかないと考える。日本の技術やノウハウが簡単に他の国に流出していくわけだ。そしてそれがますます加速される懸念が大だ。それを安倍政権が押進めている印象が大きい。

先般の水道事業に対する民営化に関する法案が可決された。これなどもまさに日本の水の管理を海外の大手民間水道事業者に、任すことになる。世界の水道事業を営む大手水道事業者は、ほとんどが海外だ。だから日本の市町村の水道事業を民営化すれば、海外大手の会社に経営を任すことになる。そんなことをスタートさせるわけだから、日本の安全な水の供給管理を海外の人に任せる?その危険性は大きい。これも災害が起きたときに、水の確保に外国人に頼まなければならない。

安倍総理のやっていることは、結構、大きな危険性をはらんでいることがたくさんあると思う。なのに、現在、政府与党は、自民党の中は安倍一強が大勢。公明党は、少し世論迎合に傾きすぎで(医療や福祉を重視しているのが基本なのだろうが・・・)、あまりよくないと感じる。一方の野党は、どこの政治勢力も反対だけのとても頼りにならないクレーマー集団に成り下がっていている。まともな議論をすれば、いくらでも安倍政権を批判して追及することができるのに・・・・!

そしてこの現状に40~50代の現役世代は大きな不満がある。しかし、その不満をどこにも託すところがないので、結局、安倍政権または自公連立の与党を選択せざる負えない。そんなコメントがホントに多いのだ。多くの現役世代の意見を聞けば聞くほど感じる。

 

年頭より各地区で新年会などで、多くの地域の方の意見を聞く。与党の自民党の国会議員の方にも、ぜひ、国民が感じている本当の実感を寄り添って聞いてほしいと思う。今年は参議院選挙で選挙活動は始まっているが、今年の夏の選挙の大きなテーマは何なのか?じっくり腰を据えて検討して頂きたい。

 

個人的には、衆参同時選挙はあり得るのではないだろうか?その時は、消費増税を中止したらどうかと思う。それを国民に信を問うてはどうだろうか?国民は増税には反対しないだろう。もともと過去に消費税を増税すれば税収は減るのだから、マイナスではないはずで、なお、景気の腰折れにはならないだろうし、一番いいのではないだろうか?

 

地元のローカル話は、県会議員選挙が終わって、新年度の予算編成が始まるので、各地区の新年会などでは、つくば市の予算がどのようになるのかが?話題にもなる。地元の桜地区が多いので、中根金田台の開発の進捗状況がかなり進んできたが、その後の進み具合についての意見は多い。またクレオについてや陸上競技場についての質問も多い。五十嵐市長に対しての注文はかなり多いと感じる。

 

現在、今月の後半かもしくは2月の上旬に、会派の広報誌を作成して、市内に配布しようと検討している。現在、原稿チェック作業を行っているが、私共の最大会派の「自民つくばクラブ・新しい風」の中で展開されている議論をぜひ、市民の方にわかりやすくお知らせしたい。インターン生の学生さんたちの協力もいただいた。是非、ご期待いただければと思います。

最近の活動報告などをご紹介した。年頭の巷のよもやま話は、そんなあんなな会話をしている。少しでも様子がわかっていただければ幸いです。