行政視察 第3日目 山口市 地域住民主体で運行しているコミュニティタクシーについて

都市建設委員会 行政視察 第3日目

山口県山口市

地域住民主体で運行しているコミュニティタクシーについて

山口市は、山口県のほぼ中央に位置し、総面積は、1023.23㎢。つくば市は284㎢は、だから実に、3.6倍だ。

平成の大合併により、近隣4町(小郡町、秋穂町、阿知須町、徳地町)と合併。さらに平成22年に阿東町を編入合併して、現在は、人口198,727人。

議員定数:34人。

平成31年度 一般会計 901億8000万円。特別会計 437億4,050万6千円。

合計 1,339億2,050万6千円

人口減少と地域の過疎化、高齢化に伴い、公共交通のあり方は、どこの地方自治体も困難を極める政策課題だといえる。

ある一方の市民要望を満たそうとすると、他の一方の地域の公共交通サービスが欠如される。いたちごっこ的な感じあるのがこの政策だ。しかも財政的負担は、拡大することはあるが、減少することはないといっていいだろう。つくば市でも公共交通政策は約5億以上を超える財政支出だ。今後、これを持続的に市民サービスの満足度を下げないように、しかも如何に効率的に進められるか?

山口市もつくば市もそれぞれの地域の特徴をよく周知した上で、できるかも課題だ。

山口市の担当の話を聞いていても、一番の重要なことは、公共交通を展開するにしても、市民と事業者と行政が「みんなが協働して創り育てる」姿勢が重要で、特に、市民の皆様に、この意識改革を醸成した戴くことは、重要な点だと感じた。

昨今は、タクシー業界の人材不足の深刻さも今回の視察で強く感じたことでもある。

免許保持者の増加と後継者・担い手の確保は、急務だといえる。

まだつくば市は、人口増加だからよいという楽観的な想定はやめよう。備えあれば憂いなし。最悪の事態を想定しながら、最も必要な施策とは何かを考えるべきと強く感じました。

お昼は、地元の瓦そばを食べました。熱かった。焼きそばだった。

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行政視察 第2日目

都市建設委員会 行政視察 第2日目 

山口県萩市 

持続可能な住民主体のまちづくりについて(地域振興計画「夢プラン」の策定について)

山口県萩市の概要

山口県の北部に位置し、総面積は、698.31㎢。全体として、標高700mを超える山々が連なって、低地は少なく、大半は山地が占めています。

現在の萩市は、旧萩市・川上村・田万川町・むつみ村・須佐町・旭村・福栄村が編成され、平成17年の大合併で、1市2町4村が合併しました。

人口は、48,234人。議会定数は、20人。

日本は、幕末における西洋技術の導入以来、西欧以外の地域で初めて、かつ、極めて短時間のうちに飛躍的な発展を遂げ、産業化を達成しました。萩市には、明治日本の産業革命遺産が多くあり、製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業の重工業部門に西洋技術を移転し、成功した日本独自のプロセスを示すもので、日本が「ものづくり大国」となる基礎を作った歴史物語がこの萩市に詰め込まれています。

世界市場の規則と呼ばれる日本の産業化を現わしている8県11市に点在する23の構成資産が、平成27年7月8日世界文化遺産に登録されました。

萩の産業遺産群は、産業技術導入の最初期のもので、「萩反射炉」、「恵美須ケ鼻造船所跡」、「大板山たたら製鉄遺跡」、「萩城下町」、「松下村塾」の5つの遺産で構成されている。幕末に西欧の技術を取り入れ産業化を目指した萩(長州)藩の全体像とその特質を明瞭に現していることに大きな価値があります。

夢プラン策定について

地域に対する思いの共有、行動を起こす第一歩として地域の夢プランを作成することが趣旨。

2年間をかけて、各地域10~20人程度の委員に集まっていただき、ワークショップや協議重ねながら、地域の「夢(将来像)」を設定し、その夢の目標に向けた取り組み、地域や行政の役割、スケジュールなどを設定していきます。

下記の事例など

1.地域資源を商品化して、道の駅などで販売する。(須佐地域:「弥富そば」)

2.収益性があがるようなイベントを開催する。(阿武川ダムのカヌー体験など)

萩市の研修を聞きながら、つくば市が現在行っている「つくばR8地域活性化プランコンペティション」と重なった。https://www.city.tsukuba.lg.jp/jigyosha/oshirase/1006677.html

地域おこしは、どの地方自治体にも共通している大きな課題で、その実現と実効性には大きな課題があることは事実だ。萩市は、人口減少の象徴的な自治体だといえる。つくば市の人口増加自治体と同じ比較ができないかもしれないが、町おこしの共通事項は多くある。

研修後には、日本最大の木造校舎「萩・明倫学舎」にも御案内いただいた。

幕末から明治初期の歴史の遺産が展示してあり、長州藩が多くの優秀な人材を生み出した理由がここにあると感じた。

山口市へ向かう途中で、松下村塾にも立ち寄り、歴史ヒストリアを体験させていただきました。

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都市建設委員会 行政視察 第1日目 三郷市(三郷中央地区のまちづくり)

埼玉県三郷市の概要

埼玉県の東南端に位置し、都心から20㎞。

東京都に隣接する市南部では高度経済成長期以降に宅地化が進み、市北部のJR武蔵野線沿線では、大規模団地(みさと団地、三郷早稲田団地、さつき平団地)などの区画された住宅地が多く、市中央部は住宅地のほか市街化区域あり、つくばTXの開通に伴い開発が進んでいます。それに伴い東部も急激に発展しています。

個人的には、IKEA(イケア・スウェーデン発祥で、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界各地に出店している世界最大の家具量販店。)をよく利用させていただいているので、結構、出向いているほうだ。

面積 30.22㎢。   人口 142,247人。

議員定数 24人。

平成31年度の一般会計予算 500億。特別会計 302億9,316万1千円。

合計 802億9,316万1千円。

今回の研修課題は、「三郷中央地区のまちづくり」について。

事業名:三郷中央一体型特定土地区画整理事業

施行者:独立行政法人 都市再生機構

面積:114.8ha(保留地面積 約17.9ha)

総事業費:約608億3千万円。

事業認可日:平成10年3月30日。

事業期間:平成9年度~平成30年度(清算期間含む)

地区内人口:1873人(認可当時) →  13,076人(平成31年4月1日現在)

つくば市の事例と比較して、注目すべきは、人口増加の推移と共に、公共施設・主に学校と児童クラブなどへの影響がどのようにあったのか?また民間の住宅開発事業者(デベロッパー)との連携がどのように図ったのか?またその対応策について、委員から多くの質問があった。

視察の感想だが、やはり三郷市の事例を伺っても、その地域の開発における経緯と展開によって、地域性などがかなり大きく影響される。それによって、行政として以下に地元の協力を得ながら、開発を進めるか?これに尽きるよう思った。また、住民の要望も経年すれば変化することも考えるべきだ。10数年前に開始した当時と経済的な環境の変化にも機動力ある対応力が重要だとも感じた。

つくば市とはつくばTXに直結しているだけに、今後も三郷市さんとの情報交換はとても参考になると感じました。

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