昨日の前川さんの参考人質疑で?

東京都議会議員の選挙の結果や昨日の前川元政務次官の参考人質疑の報道を見て思うことがある。

 

前川さんは「行政が歪められた」とコメントしているが、そんなことは当たり前なのではないかと思う。行政を政治力で変えなければならないのは当たり前だと思う。私自身も現在、つくば市で最大の問題の水道料金のことでは、大きな懸案の事項で、実際の市役所の担当部局の職員の方や執行部に対して『水道料金は適正な上げ幅でしっかりと健全経営できるような値上げ幅を確保するべきだ』と直接職員の方にも、私の意見を言っております。昨日も担当部長に電話をしたばかりです。これにより行政が歪められたのでしょうか?

 

担当の市の職員さんも、私が選挙で選ばれた議員だからその発言に対しても、謙虚に受け止めて対応してくれています。逆に、私とは違う立場(例えば、共産党さんや市民ネットワークさんなどの水道料金の値上げをなんとかしないように意見をする議員さん)の議員さんも、同じように、執行部や水道担当部局の職員さんに、『値上げを極力しないように、違う財源確保の方法を取ってくれ』や『地下水採取の考え方を取り入れれば値上げしないで大丈夫だから運営方針を転換してほしい』などの発言をしていると思います。これは行政の在り方を政治の力で変えている?!もしくは政治の力で、民意を反映させるために議員が行動しているわけで、極めて当たり前のことだと思います。

 

ただ私どもは、その評価を結局は選挙で市民から有権者から精査されるのです。だめであれば落選。認められれば当選します。単純なことです。

 

地方自治体は2元代表制だから、実際には、市長も選挙で選ばれる。議員も選挙で選ばれて、お互いのチェック機能を果たしているので、国政は議院内閣制なので、行政と議会の政治構図が、ちょっと比較すると違う面はあると思いますが、・・・。

 

ただ前川さんの発言は、よく考えてみると民主主義を理解していないのではないかと?思ってしまいますね。自身が現職の政務次官の時に、時の文科大臣や総理に進言できなかったことを、辞めてから、ワーワー騒いでいる印象があります。今回の行動も全く個人的な思惑にしか思えませんね。『国民のために、公平な行政が歪められた。いてもたってもいられず発言した』というような英雄気取りもいい加減にしてほしいと思いました。辞めてからなんでも発言していいということなのでしょうが?それでは、公務員の守秘義務に違反はしないのかな?とも思います。

 

しかも昨日の参考人質疑では「告発するべきだった」とも発言しています。官僚の意識とはそんな低レベルなのか?とも思ってしまうような酷い話だと思います。しっかりと官僚として仕事をしている人に対しても、無礼なことなのではないでしょうか?だんだん腹が立ってきました。卑怯ですね。

 

守秘義務が守れないほど、自分の考えを訴えたかったら、自分が退官後に選挙で立候補して、自分が思っていることを政治的に訴えるべきですね。

 

やっていることは国政を混乱させるだけで、政治が大混乱しています。マスコミがこのネタを利用して、結局、東京都議会議員の選挙結果までも、マスコミ報道によって導いてしまっているわけですね。恐ろしい。

 

日本の民主主義のレベルを貶めるような印象があります。

 

都民ファーストの代表だった小池さんが、選挙後に都民ファーストを辞任しましたね。これもあきれた行動ですね。先ほど、都民ファーストの音喜多さんが出演していたTVを見ていたら、幹事長の音喜多さんも知らされていないで、マスコミの取材に対して思い付きのように決定されたようですね。都民ファーストという政治団体とは、機関決定は合議制を採用していないのでしょうか?まさに独裁??首をかしげます。

 

なんか当たり前の政治を早く取り戻してほしいと思いますね。