行政視察 沖縄都市モノレール(ゆいレール)

行政視察の2日目。沖縄都市モノレール(ゆいレール)の延長事業の概要について。

沖縄の主要な公共交通として欠くことができない「ゆいレール」は、国、沖縄県、那覇市と沖縄都市モノレール株式会社による第3セクターで運営されている。延長13km、15駅により、那覇空港から那覇市内へつなぐ公共交通ネットワークで、沖縄県と那覇市の経済構造を支える役目を担っている。現在、延長事業が計画、推進されている。これにより、浦添市も加わって、延長17km、19駅が目標計画になる。終点にあたる「てだこ浦西駅」周辺は、沖縄自動車道と浦添西原線、都市モノレールが結節する機能を確保するために、インターチェンジや1000台規模のパーク&ライド駐車場、交通広場を整備する計画。それに伴い近隣では都市区画整理事業も同時に進めて、周辺地域と一体になった整備を行う計画だ。仲村 守県庁担当参与兼延長推進室長の説明は、沖縄モノレールの事業経緯、またはオフレコの話までを詳細に説明いただいた。まさに、これからつくば市の都市交通システム整備に関するヒントが多く隠されている感じがする。現在、モノレール関連の整備事業費をわかりやすく簡単に算出する数式は、1kmあたり120億円と言われているとのこと。つくば市の場合をもし例えるとしたら、つくば駅から筑波山下までモノレールなどを整備するとしたら、約17kmほど。あくまでも概算だが、1200億円余りが整備費になる。これほどまでに巨額なお金をかけなければ、整備はできないことになる。果たしてつくば市の場合には、可能なのか?

以前、国土強靭化論者の京都大学の藤井聡氏の講話を聴いたことがある。「大胆な公共事業政策をとるべきだ。日本はこれらの公共事業に対する考え方を改めに、大胆にかんがえなければならない。」と話していたことを思い出す。

視察終了後は、ゆいモノレールに乗って宿泊先まで行きました。なかなか充実した視察で収穫も大きかったと思います。