住民投票の議論について

住民投票の議論が白熱している。明日は、特別委員会で正式に議会壇上で議論されることになる。与野党二つの修正案が提出される様子だ。

詳細は不明だがおおよその内容は次の通りらしい。野党からの修正案は、もともとの原案が不備な点があったらしいので、簡単にいうと「総合運動公園基本計画の賛否を問う住民投票」が表題。投票用紙の明記は、「総合運動公園基本計画には、賛成ですか?反対ですか?で、どちらかに〇をつける」。

これに対して与党からの修正案は、まだ内容は詳細にはわからないが、市長の意見書の内容を鑑みれば、おおよその内容は「投票用紙は、賛成と反対以外にも、見直すなどの選択肢を多くする」。また成立条件として投票率を規定する。おそらく50%前後だろう。その投票率に満たなければその住民投票は「不成立」となるとのこと。不成立になった場合でも投票結果を開示する。

与野党の二つの修正案の概要はこんなところだろうか?

野党修正案は、だいぶシンプルになったように感じる。しかし、「総合運動公園基本計画に、賛成か?反対か?」と問われれば、私は、賛成となるだろう。もともと私は運動公園は賛成だ。そういった意味では、この修正案は飲めないな。「見直し」ぐらいは、つけたらどうか?!そのほうがのりやすい。

与党の修正案がおかしいと思うところは、成立要件で投票率を設けるところだろうか!?あまりにも投票率が低いとその住民の意思が反映されたとは言えないとの意味だろうが、もともと住民投票に法的拘束力も何もないはずだ。しかしも投票結果を開示するのであれば、投票率も成立要件も意味もないと思う。何か「猫だまし」みたいな話だ。5,000万円のお金をかけて住民投票をするからには、住民からすれば納得しないだろうな。

ということで、与党も野党もその修正案(本当に提出されてないから正確にはわからないが?)は、その程度で、どちらもロクなもんじゃないという印象だ。そんでどちらも一歩も妥協の余地がないらしい。

私がおかしいと思うことは、住民投票自体を否定する意見がないことがおかしいと思っている。おそらく否定論は、私だけだろうと思う。今日の私の立場はこの立場で行こうと思う。住民投票の議論をすればするほど、なんと無駄な不公平なことを議会がやろうとしているのか?5,000万円までかけてやることなのか?アンケート調査で十分だ。単なる与野党の政争だけにこんな無駄なことをやるべきなのか?住民投票否定論がないことが議論のおかしいことだと思うからだ。

一方で、このような事態になった執行部の責任論を議論として、提起したい。そもそも先日、会派に丁寧な説明があったが、この運動公園整備事業を議会で起案する段階から、丁寧な真摯な議会対応がなされていないから、このようなことになったという指摘をだれもしていないのではないかと??市長を含む、執行部の責任も大きいと思う。

私も会派の代表でもあるから、会派の立場での発言もしなければならない。悩むところだが・・。まあ、今日の議論はそんな感じになるだろう。