手法の違い

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市民ネットワークの会報誌が新聞折り込みに入っておりました。
総合運動公園建設について、是か非かを住民投票で示そう!という見出しが目を引く。
総合運動公園の問題については、これは私も土地購入については反対をした立場もあるので、今後も執行部の提案に対して是々非々の態度で質していこうという姿勢は同じように感じるものがある。
しかし、どうも住民投票については、いささか否定的な印象を個人的には考えている。「住民投票で民意を示そう」との見出しも、有権者の目を引くし、この会報誌をみると同感するように考えてしまいがちだが・・・?
記事の内容では、市民有志が住民投票を目指す市民の会準備会を立ち上げたことを明記されていたが、市民ネットという議員として政治家としての立場の人間が、「市民の会」を立ち上げて、住民投票を求める活動をバックアップすること自体に、私は、議員として政治家として多くの疑問を感じるのである。だったら、初めから議員は何なのか?とも思うわけだ。市民ネットという政治団体がバックアップして政治家を誕生させたのであれば、やはり議会を重きをおくべきではないかな??いつも思うのだが、「議員」自体を否定している活動なのでは??と考えてしまうのである。
「議員」や「議会」を否定しているということなのに、なぜ「議員」になっているのか??「住民投票で民意を示そう」というが、民意を示すのは、やはり選挙である。市長さんも市議会議員さんも、民意を示すのは、やはり「選挙」であるべきだ。選挙で選出された議員が、議会で喧々諤々の議論を繰り広げることで、間接民主主義が成り立っているわけで、いたずらに住民投票をすることは、直接民主主義をあおっている。元来、民主主義は、歴史的に、直接民主主義が不平等だから、もうそういう結果が歴史的に出ているから、間接民主主義を採っているわけだから、また変な民主主義を持ち込むことになるわけである。
総合運動公園に対する姿勢を執行部に対して厳しく質すことは、同感ではあるが、その手法については、市民ネットさんとは、私どもの自由民主党の会派では、大きな差があること。これは事実だ。
市民ネットさんの会報誌をみて、ちょっと感じたことだ