つくば総合運動公園整備計画について

昨日、つくば市内のお宅を訪問したら、「つくば市の運動公園整備」についての質問を受けた。有権者の皆様方の関心はかなり高いとの感じを受けた。366億円もの事業なのだから、当たり前と言えば当たり前のことだが・・・。

さてこの「総合運動公園の整備事業」についての私の基本的な考え方を述べておこう。

基本的には、総合運動公園を「作る」ということについては、私は賛成であります。

そもそも今年の3月に大穂のUR(都市機構)の未使用地45.6haの土地をつくば市の土地開発公社が66億円購入する案を執行部が提案しました。

以前にもFBや私のHPなどでコメントしたのですが、候補地は他にも3候補地。確か他に水守地区・佐地区・台坪地区。全部でUR地区を含めて4候補地あったわけであります。議会に執行部が金額を366億円の事業費を提示して最適地と提出したのが、大穂のURの土地でありました。

全員協議会のときに、私が質問した内容は「なぜ他の3候補地には、予算規模の提示がないのか?議会に対してURの土地の見積もり1箇所しか提出されないのか?これでは市民に対して説明ができないのではないか?」と。

結局、私を含む「つくば自民党」の会派は、66億円の土地購入の案件には、反対票を投じたわけでありますが、あくまでもこれは執行部に対しての「行政姿勢」に対して、「反対」という意思表示しか選択できなかったためであります。また、もともと運動公園の建設に「賛成」の考えはあったにせよ、私どもが賛成しても有権者の方に「賛成した理由」を説明をする時のことを考えたときに、キチンと市民に対して、有権者の方々に対して大義のある説明がこのままではできないと判断したからであります。

私共の調査でも、他の候補地の中では、「水守地区」も候補地としても十分、最適地の中にあったものと認識しておりました。実際に、3月前の12月議会では「水守地区」を運動公園の候補地にして欲しいとの要望書も私共の会派の小久保議員と神谷議員の推薦により、議会に提出した経緯がありました。当時の担当の総務委員会では「水守地区」の要望書は、委員会で否決されてしまいました・・・。(本会議でも否決されました。)水守地区、または他の候補地もやはり具体的な金額を提示して議会に提出するべきものだと考えております。

さて、現在のこの運動公園整備事業の状況はどのようになっているのか?現在、土地の取得については、14対13の多数で購入が決定されました。この結果を受けて「つくば市総合運動公園策定委員会」を設置して、基本的なビジョン案について色々な立場の方からの意見を聞いている状態ということでありましょうか?!合計3回の策定委員会が開催されております。

我々、会派「つくば自由民主党」は土地購入についての結果は真摯に受けて、今後は、あるべき総合運動公園とは何かを議論していきたいと考えております。関係各位の様々な意見を聞くと、陸上競技場、野球場、サッカー場の要望は市民からも多くの要望が寄せられております。第3回の策定委員会の参考資料「つくば市体育協会登録団体集計表・平成25年度つくば市スポーツ施設稼働日数一覧」を参照していただきたい。

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「共産党」と「市民ネット」、「山中八策(塩田議員)」、「つくば維新の会(黒田議員)」、ヘイズ議員(今回は県議会議員選挙へ出馬するため市議会を失職する予定)そして我々「つくば自由民主党」が、今回の土地購入について反対票を投じたわけでありますが、それぞれの会派の考え方はまた別々であるようです。

共産と市民ネット、完全に白紙撤回。維新の会(黒田議員)、山中八策(塩田議員)は??分散型かな??ヘイズも分散型かな??
我々「つくば自由民主党」は、多くのスポーツ関係者の要望があることも十分認識しています。また茨城の県南地域に公式公認記録や公式試合が開催できるスポーツ施設があっても良いものと考えております。陸上競技場、体育館、野球場、テニスなどなど。しかし、その規模については、執行部提案とは意見が分かれるものが多くあります。このように、総合運動公園整備に関する考え方は、もちろん、与野党でも違いますし、それぞれの会派の考え方もあって、いろいろな意見や考え方があって議論が展開されているのです。

12月議会がまもなく開催するわけでありますが、今回の定例会も執行部からまた具体的な執行部案も提示されるものと考えております。市民の皆様に白熱した議論がわかりやすくできるようにすることが市民に付託を受けた議員としての役割だと感じております。是非、12月の定例会を傍聴して(またはインターネット中継などで)頂きたいと考えております。どうぞご期待下さい。