島原市ジビエ推進事業について

行政視察 島原市 

イノシシを活用したジビエの地域資源化について

島原市は人口45,475人  82.97平方メートル  平成3年に雲仙・普賢岳の大火砕流の災害でご存知の方も。

島原半島の有害鳥獣であるイノシシを地元の特産物にしようと「ジビエ推進施設」(イノシシの解体施設)を民間の会社「ももんじファクトリー」が運営している。近年、つくば市の場合は、実際に筑波山周辺エリアでイノシシによる農作物被害や人身傷害被害が発生しているので、このイノシシを猟友会などの協力を得て、捕獲している現状がある。島原市の場合は、つくば市のような鳥獣被害はあまり発生していない。逆に観光資源を町おこしのために、発掘しようとの考えによって、ジビエ推進施設の運営を始めることになったらしい。

どちらにしても、イノシシを精肉して何らかのブランド商品にするには、解決しなければならない課題は多い。採算性、ブランド商品の衛生面による安全性、市場性、マーケティング戦略など総合的に多くの課題を確実に解決して進める必要がある。島原市の場合は、民間会社の「ももんじファクトリー」によるジビエ推進事業であることが特徴的だ。どちらかというと行政すべて関わらないとジビエ事業はできないと考えていただけに、島原市のジビエ推進事業は大いに参考になった。視察の帰りの昼食では、イノシシのジビエを活用したイタリアレストランで、昼食を食べさせていただいた。何にしても具体的にジビエ推進事業がスタートしているわけで、つくば市でも是非、今後、取り組みたいと思いました。