気になった

本日で、一般質問が終わった。明日からは常任委員会になる。今回の3月議会の代表質問と一般質問の様子を見ると、五十嵐市長の平成30年度予算案は、やはり弱者対策重視がかなり色濃くなっているのが特徴だ。特に貧困問題に対しての取組にはその熱意が伝わってくる。子どもの貧困とされる対象者がつくば市には約1,000名という答弁もあった。就学援助をもらっている人や片親の児童などが対象者ということになるらしい。市長の意気込みは一定の理解はできる。しかしながら、私は、この市長答弁に一抹の違和感を感じた。議会での答弁は議事録にも残るからかなり重い。発言にも責任があるわけだ。この就学援助者やひとり親家庭は、「貧困者だと」ある意味、レッテル貼りになる恐れはないのだろうか?もちろん、市長は、貧困問題を徹底的に本気で解決したいのだ。その気持ちはおそらくかなり強いだろう。しかしながら、議会答弁で明確にその対象者を確定してしまっているわけで、その意味を真逆に受け取る方がいたとしたら、当事者としてどのような気持ちになるか?少し気になったのだ。

世の中には、確かに不遇な方もいることも事実だ。しかしその逆境を跳ね返して、乗り越える精神があれば、人間は決して不幸とは思わないはずだ。逆に生活には困らないが多くの問題を抱えている人がいるし、争いや悩みが絶えなく不幸な人間も多くいる。

このコメントすること自体も私も躊躇したが、正直に考えたことだ。もし私のコメントで不快な捉え方をした方がいたとしたら、申し訳ない。

発言とは慎重にするべきものだと感じました。