続き

前川元事務次官の参考人審議について・・・・続き。

 

数日前のブログにまだコメントしたかったので。続きがあります。実は、前川元事務次官は国家公務員の守秘義務違反の疑いがあると指摘しましたが、実は、過去にも一つの事例がある。思い出していただければと思うのですが・・・。

 

2011年9月に尖閣列島の近海で中国の漁船と日本の海上保安庁の取り締まりをしていた船と衝突した事件が発生した。中国漁船の船長がつかまり後に保釈されたが、中国側はこれに対して、日本に非があると主張して、謝罪を要求する政治事件へと展開した事件だ。

 

当時の民主党政権下で、野党である自民党側が、衆議院の予算委員会で衝突時に撮影された動画の公開を要求したが、民主党側は、約6分30分の限定公開をしたが、自民党はすべての公開を要求したが、民主党は否定的な立場をとっていた。

その後に11月になって、なんと衝突の様子の動画がYoutubeでネット上に全公開された。44分間のすべての映像が投稿されたのだ。何者かが?インターネット上に流したことが判明。また神戸市のネットカフェから行われたことも判明した。その後、海上保安本部の43歳の保安官が、自身が流出させたことを名乗り出て、このことが国家公務員の守秘義務違反ということで追及された。のちに守秘義務違反容疑で、東京地検へ書類送検された。名乗り出た43歳の保安官は後に退職届を提出して退職した。

 

国家公務員の守秘義務違反のこの2つの事例の違いは何であろう?前川元事務次官と海上保安官の比較をどのように考えるのだろう?ぜひ、皆さんに考えていただきたいと思う。海上保安官の守秘義務違反は、日本と中国の政治的に極めて重要な映像だったはずだ。その真実を日本の国民、いや他の世界の国々に対しても、真実を伝えなければならないという意味では、勇気を持った行動だったのではないかと?私は考えます。

 

確かに法律違反ではあるが、卑怯者ではない。

 

当時、民主党の対応に腰砕けの感を抱いていた自民党は、映像の全面公開を強く迫ったが、政権与党の民主党は消極的だったわけだ。中国と外交上、戦うことを避けていたわけだ。保安官は、結果的には職を辞したわけだが、自分の身を犠牲にしてまで行った行動を私は評価したい。当時、自民党の小泉進次郎は、「国民は40分見ていて、国会議員は6分しか見られない」と述べていた。

 

一方、前川元事務次官はどうだろうか?どう考えてみても、自分自身の思惑だけの極めて低レベルの動機での今回の告発だったのではないだろうか?比較するにも値しない程度の行動で、卑怯者の何物でもない。天下りのあっせんにも立ち会ったのだろう?事務次官の時に自身の意見を貫くこともできずに、辞めた後に恨み節のごとく、「公正な行政が歪められた」と訴える?今まで、文科省の官僚組織の岩盤規制の意味を理解できずに、天下りのあっせんの責任を取らされたことの仕返しとしかとれない行動だ。行政の公正性というが、そのあなたの公正性は他人も認められなければならない。認められるには、選挙という制裁を受けた政治家が、その方向性や意向を決定して行政に指示できるわけだ。官僚が辞めてからタレこむごときは、卑怯者のそしりは免れない。

 

この二つの事例の比較を見れば、如何に前川元政務次官の告発が大問題なのか?大した問題ではないのか?わかるはずだ。

 

私はどうしても卑怯者だと思ってしまいます。卑怯は許すわけにはいかない。

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