行政視察3日目 八尾市議会

3日目。八尾市議会の行政視察。

竹田孝吏 八尾市議会議長の挨拶があり、議会事務局 今川宏彦 課長から解説。

八尾市の議会改革の概要は、常任委員会の所管事務調査を取り入れている。これは議員が専門性を発揮した政策の提案や提言を目的として、主体的にテーマを絞り、集中的に調査する取り組みだ。早稲田大学マニュフェスト研究所による指導も参考にしているとのこと。

また従来、予算審議については各所管の常任委員会に分割して付託、決算審査については限られた議員による決算審査特別委員会を設置していた。しかしながら以下のような課題があった。
1.常任委員会として予算を審査している委員が決算について審査していない。
2.決算の意見を新年度予算編成に反映するためには、審査時期の前倒しが必要。
3.予算の分割付託についても、法的な問題点を解消する必要がある。

この課題を解決するためにも「予算決算常任委員会」を設置することにした。

つくば市の場合は、決算と予算の審議は、八尾市の従来型と同じ形式だ。八尾市議会の説明を聞くと、つくば市にも同じような予算決算常任委員会の設置は可能かもしれないとの感想だ。

最後に、八尾市議会の議員報酬約60万円。政務活動費・月額7万円。これは、昨日の岸和田市と一昨日の奈良市も同じだった。つくば市議会と比較すると・・・・。議員報酬と政務活動費は、議員定数も関連性があるし、一概に簡単に比較するべきものでもないが・・・?つくば市は数十年議員報酬の見直しをしていない。

どちらにしても、3日間で、奈良市、岸和田市、八尾市の議会の運営状況の視察を終えることができました。さて、これをつくば市の取り組みと対比してどう考えるか?視察に参加した委員メンバーもおのおのいろいろな思いを感じたと思います。

帰りの空からの写真も一枚添えて報告を終わりにしたいと思います。