波、風

ひとつの政権が生まれて長期政権がつづいても、その政権はやがて何らかの原因にて、かならず終わりを告げる時が来る。それは、いろいろな原因によって終わることになるわけだ。かならず世の中には、因果応報、因果律が存在する。

人のつながりは、いつの時代でもどこの場所でもある一定の道徳的な法則があると思う。たとえ自分が間違ったことはしていないという正義があったとしても、正義だけで、世の中は治まるわけではない。正義と正義がぶつかれば、結局は、戦、争いが生じて、いつのまにか正義のぶつかり合いの原因で、不幸が生じる。結果的には、世の中が治まらず争い事が絶えなくなる。不正義が生まれてしまうという矛盾が成り立ってしまう。

世の中の矛盾事は、まことに上手く出来上がっているということになる。

ひとつの安定政権が終わりを告げようとしている。強い政権であったがゆえに、終焉を迎えようとするにはあまりにも、お粗末な終わり方なのかと思える。脆くもあり寂しささえも感じる。

また新しい政権を生み出さなければならない。自然の摂理は不思議なもので、自然と波や風が吹き始める。新たに、いろんな波や風が動き始める。不思議なものだと思う。

私は、その海原のどこにいるのだろうか?しばらく、ぷかぷか何も考えずに、浮かびながら、自分の位置を確認してみようと思う。