つくば市総合運動公園に関する懇談会

昨日は、つくば市総合運動公園に関する懇談会を傍聴してきました。
午前中は、桜学園地区(栄小学校・栗原小学校・九重小学校)
午後からは、つくば竹園学園(竹園西小,竹園東小)。
午前中の会場は、桜総合体育館の会議室は、超満員で入りきれませんでした。
廊下で少しだけ聞いてきた。
「議員なんていらないだろう!」大きな声で声が聞こえた。たぶん住民投票に対する不満だろうな!?
当たり前だよ。と感じる。

午後からは、比較的、市長の後援会の方も、もともといないエリアの方だけに、反対に対する意見が多かったな。
障害者の子供を持つ方の発言はよかったのではないか?障害者のための陸上競技場ということをコンセプトに入れておきながら、本当の意味での障害者を代表する方を、策定委員会の意見に反映されていたのか?という問いに対して、市長も弁明をするばかり。
うわべだけ障害者のためのコンセプトを露呈したような印象だったな。

ま、それにしても、やはり、懇談会の様子を見ていると、大体、質問の大半は、議会での与野党の議員さんたちが、繰り返し繰り返し議論している内容とほぼ一緒だ。また市長の答弁もこれもまた議会で答弁している内容といっしょだ。
住民投票自体に反対する立場から言わせてもらえば、議会でやっていることを何回同じことをやっているんだよという感想。だったらはやく議会で決めればいいじゃない!と思う。

反対する立場の人たちからの意見が出ると反対する考えの方は拍手をするが、その様子を見ると、「3月議会で議会は、予算はストップしているんだよ!議会はキチンと市原市政を糺しているんだ!」といいたくなる。もっとも賛成する意見がでれば、市長の後援会の方々も拍手をする。市長の後援会の人に思うことは、与党の議員さんになんで「住民投票に反対しなかったんだ!?」と聞いてみたらどうだ?!と思う。また、議会で予算がストップしておきながら、一向に基本計画の見直しに言及しない市長に対して、何を考えてんだろうなあ!?と思う。

市長の様子を見ていると必死だ。(当たり前だが!)年間維持費などに、不安がないとの説明をやっていた。これまでの大型事業に対する、クリーンセンター事業のなどの詳細を必死になって説明していたが、そんなことよりも、当時の議会構成が安定多数だったから、可決されて、事業が整備されたんじゃないの?!とも思った。なぜ今、これまでに大変な事態になっているのは、議会構成が半分で真っ二つだから、揉めてんじゃないのかな?と思う。

私は基本的に市長の政治に対する考えが間違っていると思うところがある。それは、運動公園に反対する市民運動に対して、必死になって、市民運動で対抗しようとしている点だ。いろいろな要望が出ていることで、市民に多くの賛成する方がいるとの思いを伝えようと、区長会や体育協会やPTAなどからの要望が多く提出されていると、強調しているようだが!?そんなことよりも、議会対策の方がよっぽど重要だ。議会の議員の13対13の真っ二つの構図をなんとかしようという意気込みは、微塵も感じられない。大体、私たちの会派に、必死になって市長自ら「相談したい」との旨が一向にないもの。今回の運動公園に関しては、反対する市民運動に対して、「市民運動」で対抗しようとしているが、それをやればやるほど、市民に対しても混乱をまねいているようにかんじる。その反面として、逆に、「やはり議会を軽視している」と感じざるを得ない。

本当に住民投票はやる必要がないとつくづく感じる。

住民投票の市民団体の代表者の意見が、ちょっと印象的だった。「計画の見直しの変更方針を出さない市長に対して、我慢できなかった」とコメントしていたが、ま、確かに、わからないでもないな!?とも思ったな。
普通は、3月の議会で運動公園予算を削除されてストップされているわけだから、常識的にみれば、多少は考えるよな!と思った。
数年前に、一般競争入札が議会で可決され導入された時に、市長に言われたことがある。「議会の結果は尊重しなければならないんだ」と。
今とは大違いだ。

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